ハードディスクがすんごい遅い、というか、読み込めなくなるとか書き込み出来なくなるとかの原因は熱だったのではないかという話。「ハードディスクがすんげー遅い OS再インストールとかバックアップとか」の続きです。
エラーで読み込めないという現象をいろいろ検索して調べていると、こんなのが。
ハードディスク を長持ちさせるための対策- HDD 大量搭載実験サイト
一方最近Google社において実際に同社で使用している10万台のハードディスクの寿命についてのレポートが公表されたが、日本人の多くは間違った解釈をしている。その間違った解釈とは、”ハードディスクは高温で利用しても故障は発生しない”だ。
というわけで、ハードディスクが熱くても問題ないってのは間違いという話がいろいろな例を交えて考察されている。ものすごく長い文章なのだけど、今回の件で思ったのはケース内のファンをしっかりハードディスクにあてるようにしようということ。
実際、冒頭のリンクにあるエントリで書いたデータのサルベージ作業の途中で、ハードディスクに直接扇風機の風をあてることで、コピー速度が上がる、安定するという現象が見られた(気のせい?)。その後、ケース内のファンの位置をいろいろ変えることで、扇風機がなくても安定するようになった。
ということで、電源ファンのほかにあとで取り付けた排出用のファンもいったんハードディスクに直接風をあてる位置に付け替えようかと思案中。それで排熱がうまくいかなかったらまたその時考えるということで。
今使っているケースはファンがフロントに2つ、背面に1つ付けられるようになっている。フロントはいずれも8cm、背面が6cm。現状ではフロント×1、背面×1なので、この2つをフロントに持ってこようというわけだ。ハードディスクのマウンタは5インチベイの下、宙に浮く感じで取り付けられているのだけど、それを取り外してケースの底面においてある。ここに置くと、フロントのファン2つがちょうど、マウンタに収納できる4つのハードディスクに風を送るのにちょうどいい位置になるのだ。
また、ハードディスクがいかれてしまっては面倒な作業が増えてしまう。もちろん、新規購入のコストもばかにならない。5年もつはずのハードディスクが2年程度で死亡してしまうのはもったいない以外のなにものでもない。
もちろん、とくに今年の夏は暑かったので、という理由もあるかもしれない。それでも、ファンの重要性、というか冷却の重要性を軽視していたのは、ほんとに悔やまれる。
そういえば、10年ほど前、毎週2時間の録音をPCで行うという仕事をしていたことがあるのだけど、その時もファンの重要性を軽視して痛い目にあったのだった。
マルチトラックで録音。その途中でPCがフリーズしてしまうということがあるときから頻繁に起きるようになった。
その現象が起きる前に、ファンの音がうるさくて収録のじゃまになる、という理由から背面のファンの電源ケーブルを抜いてしまっていたのだった。
それが原因だと気づくまでに数回録音を失敗していた。なんらかのソフトをインストールする際に途中で止まることを経験し、問題が熱だと気づいたのだった(詳細は忘れた)。
ファンをつけたらそれ以降はまったく失敗しなくなった。ああ、同じことをまたやってるんだなあ、というのが今回の感想。
ちなみにその時の録音はバックアップとして、単体のHDレコーダーを回していたのでそれを本番用に使うことになった。録音データはマルチで出すにはアナログで出してPCに録音し直すしかなかったのだが、音質的には問題ないレベルだったのが幸いだった。なんにせよバックアップは重要だというのもこのとき学んだ。はずだったのだけどなあ。
ということで、今後のためにメモ。今回イカれたHDDはウェスタンデジタル製のWD20EARS、今回新たに買ったのも同社製でWD30EZRX。毎回欲しい容量で一番安いのを買っているだけだ。
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