歩きながら揺れない動画を撮る! すごいよ! MMC (Hague Mini Motion-Cam Stabilizer)カメラスタビライザー

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 歩きながら動画を撮影するのは意外とむずかしい。「世界ふれあい街歩き」みたいな映像なんて、まずムリ。普通なら画面が揺れて気持ち悪い映像になってしまうからだ(映像酔いしちゃう)。手ブレ補正機能を持ったカメラもあるけど、それが動画に対応してない(静止画専用)だったりすることもある。そんな場合は後付でステディカムとかスタビライザーとか言われる機材を追加購入すればいい。
 という話を以前書いた。
 カメラで安定した動画を撮影したい-スタビライザーとかステディカムとかいうやつはてなブックマーク - カメラで安定した動画を撮影したい-スタビライザーとかステディカムとかいうやつ
 カメラスタビライザーとは。スタビライザー=安定装置なので、カメラ安定装置といったところか。
 いろいろ調べて購入したのがHague Mini Motion-Cam Stabilizerという海外の製品。おもな決め手は1万円ちょっとという価格(いまだともう少し安いかもしれない)。で、それで撮るとこんな感じだ。


Walk, Run, Hague Mini Motion-Cam MMC TEST 2
 最初は調整で手こずったものの、最近ではまあまあ満足できる映像が、歩きながら(!)撮れるようになった。撮影テクニックとか、いい被写体とかの話ではなく、揺れが少ないという意味で。

Mini Motion-Cam(MMC)ってこんなやつ

 というわけで、MMCことMini Motion-Camの紹介。まず、公式サイトはここ

 Amazonのほか、楽天市場やYahoo!ショッピングでも取り扱いがある。数年前に比べると入手は非常に楽になった。
1p1090057 で、本体。
 弓型の金属製パーツをやじろべえみたいな感じで、グリップ部の上の支点で受ける、という構造。弓型の一番上手前にカメラをねじで固定する。
 弓型パーツの下側の先にはオモリを付けるネジがある。ここには、付属の薄い円盤型の金属製のオモリを留めるようになっている。このオモリはカメラの重量に合わせて取り付ける。
 また、そのオモリを取り付ける部分の上にもネジでとめられた可動部があり、それを左右に曲げることでカメラの左右方向のバランスをとる。
 オモリは大が8枚、小が2枚付属してた。
 基本はそんな感じだ。


2p1090058 こちらの写真はカメラ取り付け部。ネジ穴はカメラ用品でよく使われるあのサイズ。当たり前だけど。
 金属に直接触れてキズなどがつかないよう、コルク素材のシートが貼り付けられているのも気遣いが感じられる部分。ただし、しばらく放置していたらずれてたので、はがして貼り直した(写真は貼り直す前)。写真奥に貼ってある黄色いのは、私が貼ったマスキングテープ。バランスをとって位置決めしたあと、収納時に外して、また使う、というフローになるので、次回以降のために位置をバミってあるのだ。

軽すぎるカメラに下のオモリは不要?

 調整は最初思いのほかむずかしく感じた。カメラにはカシオのEXLIM EX-ZR100を使ったのだけど、いくら調整しても歩いた際の前後のゆれが収まらない。
 オモリと、その取り付け部はこんな感じ。
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 英語のマニュアルをよく読むと、300g以下のカメラでは、付属品とは異なるオプションのウェイトが必要とある。EX-ZR100は200g程度(電池なしだと165g)。軽すぎるのだ。
 ということで、付属のオモリをカメラのすぐ下に数枚取り付けてみる。これでバランスがとれた。ナイス!
 しかし、ここにオモリがあると取り付けがひどく面倒。というわけで、オモリ代わりに購入したのがクイックシューというもの。

 三脚などへのカメラを取り付け、取り外しをカンタンにしてくれるものだ。
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 このハクバ製のクイックシュー。パーツは2つで構成。
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 カメラ側に付属のアダプターを取り付けて、シュー本体をMMCに取り付け。
 これで、すぐにつけたり外したりができるようになる。しかもバランスもバッチリ。
 と、思ったのだけど、もうちょっと安定性が足りない。ということで、クイックシューの下に1枚、MMC付属のオモリを挟むことにした。クイックシュー自体をMMCから外すことはないので、オモリだけと違って面倒はない。これで完璧!
 ということで、クイックシュー。軽いコンパクトカメラでMMCを利用するなら必須かもしれない。
 なお、バランスをとるにはMMCのオプションであるコレクションプレートが必要!という話もどっかで見たのだけど、EX-ZR100では左右のバランスは、MMC本体の機構だけで問題なかった。
 カメラを取り付けた状態が下の写真。
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 無駄に下から見上げてみた。
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 真横から見るとこんな感じ。
 バランスをとる際には、この写真のようにカメラの電源をONにして、レンズがせり出した状態で行う必要があるのは言うまでもない。
 バリアングル液晶を持ったカメラで液晶を開いた状態だと、バランスをとるのはかなりむずかしい。実際、バリアングル液晶搭載のキヤノンのPowerShot SX1 ISでも試したのだけど、うまくいかず諦めてしまった(再挑戦を予定)。
 また、一眼レフとか、ネオ一眼とかあの手の大きめのカメラだと、ストラップの取り扱いもむずかしいかもしれない。首から下げて、カメラの左右両端を支えるみたいなの。MMCでバランスをとるにはストラップを外したほうがやりやすいのだけど、付けたり外したりも面倒。外しっぱなしはこわいし。みなさん、どうしてるんですかね?

世界ふれあい街歩きっぽいことがしたいなら

9p1090073 そんなこんなで、Hague Mini Motion-Camは、歩きながら動画を撮りたい!という人には文句なしにオススメできる機材だ。最新のカメラは動画の補正もかなりいいみたいだけどまだ高い。ちょっと古いカメラしかない、新しいのも買えない、手持ちのカメラを使いたい! なんて人には有力な候補になると思う。
 気になる人はYouTubeで検索を。低価格で世界中で売れてるみたいなので、サンプルには事欠かない。
 NHKの旅番組「世界ふれあい街歩き」みたいな映像が撮りたい!っていう人はまずこれをチェックしたほうがいいと思いますよ。風にはちょっと弱いんですけど。


川崎大師の参道を歩く
 楽天でも売ってます。価格比較用。

(追記)
 いくつかサンプルを追加。


Wind-chime market at Kawasaki-Daishi / 川崎大師 風鈴市

Oirase Moutain Stream – 奥入瀬渓流を歩く with Hague MMC

Garden – Hague Mini Motion-Cam MMC test

掃部山公園をステディカムMMCで歩く / おたまじゃくし発見 – Hague Mini Motion-Cam

Daikoku Long Bridge 大黒大橋をステディカムで歩いて渡る
 その他の商品も一応。


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