CMとか、宣伝番組ががんがんやってるおかげで、内容のうち9割はもう想像の範囲内だったんだけども。
想像してたよりはちょっとだけよかった。ちょっとってなんだよ。なるべくネタバレなしな感じで途中まで書く。
まず、映像の美しさは期待よりちょっとマイナス。それでもちょっとだけいいところが2箇所。色づかいはいいんだけど、彩度が足りない、とか思いつつも。福田麻由子の意外とコミカルな着せ替えシーンとか。映像マジック! とか思わせるところが数箇所。
もう、CMからわかるようにお涙頂戴な感じで、ドイツ映画のオリジナル「KNOKIN’ ON HEAVEN’S DOOR」のストーリーをキャラクターを変えてよりドメスティックな感じにするんだろ。とか思ってたら、そうじゃない方向へ。
主人公の長瀬智也・福田麻由子を軸に、それ以外の2つの軸が同時に進行する、まあ、いわゆるロードムービー的なもの。とか思ってたんだ。
いろんな時点でちょっとずつ裏切られる。
で、ストーリー展開とは別に思ったこと。
オープングから、もう、この音楽は「やつらだ!」とか思うんだけど、その名前が思い出せない。
エイフェックス・ツインみたいだけど、違う。当然違う。ビョークと共演してたあいつらだよ。そうそう。LFOのマーク・ベルじゃないし。マトモス。違う違う。あれだ。ブラック・ドッグ(Black Dog)をやめたやつ。あの二人組。うわー、思い出せねー。
ということで、エンドロールまで思い出せずじまい。エンドロールで、ああ。そうだよ。Plaid(プラッド)だよ。という結果。
そうだよ。Plaidだよ。2回言ってみた。かっこいいなあ。Plaid。こういう映画で変に叙情的なストリングスとかじゃなくって、もうミニマル、テクノ、なPlaid。時代を反映してる感じもあって、なんかすごいよかった。
エンドロールで流れるテーマがアンジェラ・アキの「KNOCKIN’ ON HEAVEN’S DOOR」じゃなかったらもっとよかったのになあ。最後まで、もうPlaid節全開でいってほしかった。なんの話だ。いや、オリジナル曲のボブ・ディランがどうこういうわけじゃないんだ。映画(というかオリジナルのほう)自体、この曲にインスパイアされたそうなので。
長塚圭史、大倉孝二、田中泯とか意外なキャスティングで楽しめるところ多数、だったなあ。このへんが意外なところその1だ。
以下、ネタバレあり。そうでもないか。
最後は、泣いちゃう感じじゃなくって、なんかすがすがしい感じになる。不思議な感じだ。
それから、ストーリー以外の話。
長瀬智也が主演したドラマは『池袋ウェストゲートパーク』以降、ほぼチェックしてきたつもなんだけど、そうしたドラマの共演者が、この長瀬主演映画にも数人出演している。何人かはカメオ出演。たぶん。
『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』からは黄川田将也。
『タイガー&ドラゴン』からは薬師丸ひろ子。
あと、共演があるかわからんけど、PUFFYのYUMI。
そして。
『ハンドク!!!』からは! っていうところは伏せておく。ここはちょっとした感動。
ほかにもいたような気がするんだけどわかんないや。
とりあえず、前売りチケットの1300円の価値はあった。おれ、普通に長瀬智也のファンなんだ。
しかし、マイケル・アリアスのこだわりはどこだったんだろう。
そのへんは微妙に感じた。
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