こんなにサウンドトラックがおもしろい映画は初めて見た。映画音楽で感動したり、サウンドトラックを買おうと思ったことなんてないんだけども。帰ってきてすぐ、サウンドトラックのCDを注文した。
ということで、ロック映画で音楽がその中心となるのは当たり前なんだけど、ここまで密接に、というか、オチに使われてるのは、普通に感動さえしてしまった。
いや、ロック映画ではなくて、パンク映画でももちろんなくて、普通に笑えるいい映画だ。
日本映画のだめなところ、と、よく思ってるような部分が皆無なのもすばらしい。しめっぽくないし、へんに感動させようとしてるわけでもなく(いや、感動させようとしてる部分はふんだんにあるんだけど、笑いがそれを凌駕している)。
田口トモロヲ最高。それ以上に最高なのが、TELYA(テルヤ)。TELYAを演じるのはGackt。うそです。田辺誠一。田辺誠一にこんなに感動したのはこれまた初めて。一番光ってた。光ってたってなんだよ。よどんでたよ。参考記事はこちら。映画見る予定の人はこの先のリンクはタイトル含めて見ないほうがいい。「サンスポの記事」。これ、先に見ちゃうと、おもしろさがうすれる。
ピエール瀧もうさんくさい演技がすばらしくはまってた。よくあんなかっこしてステージ立ってるけど、そのまんま。もう、セグウェイ乗って出てくれよ、っていうくらいだ。
宮崎あおい。久々に映画で見たけど、まだ若かったんだな。最近はもっと大人っぽい役ばっかりだったけど、ほんとはまだ若くてかわいかったんだなあ、とあらためて思った。初めて生で見たのはもう何年前だろう。あのときはすごい小さかったのに。うそです。きっとあのときから大きかったんだろう。手足の長さにもびっくりした。あんなんだったっけ? 「ゆれませんから」(だっけ?)ってのもよかった。
当然ながらパンフも買ったんだけど、オフィシャルブックとかも欲しくなってきたよ。
少年メリケンサックオフィシャルブック (TOKYO NEWS MOOK 134号) (TOKYO NEWS MOOK 134号)
でもって、銀杏BOYZの峯田くんがアイドル風味をかもし出してる「少年アラモード」のネタ元は「レイジー」なんだろうか。レイジー。あんまりレイジーの記憶がない。演奏してるところとか、テレビで見たことはあるはずなんだけど。クドカンはぎりぎり知ってる世代だと思うけど、それがネタになるってほどの年でもないような気がしてた。なんとなく。まあ、仙台はキー局全部放映されてたんだろうから、ド田舎のおいらとは環境が違うんだろうけどなあ。
シングルも出てるんだよなあ。
ニューヨークマラソン/守ってあげたい(DVD付)
サントラだけじゃなくって、こっちも欲しい。ライブの模様のDVDも収録されてるようなので。さて、どうしよう。
とにかくおもしろかった。なんか、終わった後も幸せな気分だ。
主役が宮崎あおいじゃなくって、少年メリケンサックになっていく過程もすばらしかった(ほんとはそうじゃないかもだけど)。とりとめもないまま終わり。
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