USB接続の音源を、USBオーディオインターフェイスで録音する際にノイズに悩まされ、いまさらながらノイズフィルターを作ってみました。ポケット・ミクが出たころに話題になっていたあれです
ポケミクで起きるグランドループ問題を解決するPocket DI : 藤本健の“DTMステーション”
これで紹介されているPocket DI的なものを作るわけです。おもな材料はトランスという部品です。
これを左右で2つ使えばOK。好きなコネクタつければ完成です。
Pocket DIはステレオミニプラグ-標準フォーン×2ですが、今回は両端RCAピンにしました。この方が使いやすそうだったので。このへんは好みとか環境とかで好きなものを選べばよいかと。
こんな感じで、効果は抜群です。
そういえば、このブログでも過去にこんなのを書いていました。
ポケミクのグランドループ問題を改めてチェックしてみた
2年越しで続きを書いている次第です。Arduinoシンセを試してるタイミングというのもあったので。
まずは回路図。いろいろ見回ったところ、どこもだいたい同じ配線。とはいえ、2種類あるのだけど簡単なほうを選択。とりあえず、自分でも書いてみた。
以下、作成過程。
材料。線が出てるやつがトランス。右はRCAピンジャック。合計で1500円弱。
これが入るケースを適当に探しました。見つかったのがこれ。昔のビデオカメラ用のバッテリーケースだと思われます。
ジャックを取り付ける穴を開けます。キリで穴を空けて、プラスドライバーである程度広げ、さらにリーマーで目的のサイズまで。
入れました。内部配線は実際はねじったほうがいいらしいです。この後、対処。
フタを閉めるとこんな感じ。
つなぐとこんな感じです。
最初に書いたとおり、材料費はさほど高くありません。はんだごてなどのツールがあれば、けっこう安く作れます。お持ちの方はお試しあれ。
(追記)
こんなのもあるそうです。
「DTIは入力と出力をアイソレートし、グランドループが原因のハムノイズを除去します。高品質トランス(1:1 600Ω-100kΩ対応)を搭載し完全にパッシブ仕様です。フラットかつ幅広い周波数帯域に対応する優れたトランスを搭載しているため、音質を損なわずクリーンでナチュラルなサウンドを出力します。
DTIでは多彩な接続が可能です。XLR、1/4″ phone、RCA を入出力に搭載し、あらゆるシステムにお使いいただけます。ボディは耐久性が高く設備にも安心してお使いいただけます。」
ですってよ。
YouTubeにもアップしたので追加。
Noise Isolator / Handmade Ground Loop Breaker
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