週末をほぼこれでつぶした。残念ながら、役に立つ情報は提供できない。
ちょっと前から、デスクトップマシン(Windows 10 バージョン2004)のシステムの調子が悪い。ディスクをチェックすべくCrystalDiskInfoを起動しようとすると、「システムに接続されたデバイスが機能していません」というダイアログが出るだけで、CrystalSystemInfoが起動しない。
そればかりか。どうやら、管理者権限でプログラムを動かそうとすると、何もできないのだ。コマンドプロンプトも管理者権限で動かない(通常ユーザーならOK)。
システムのチェックに使うようなものが軒並みだめ。むむ。なんかますい気配。
ネットを検索すると、「Windowsをセーフモードで起動すれば、いけるかも」みたいなのがあったので、早速試す。
今思えば、これがまずかった。
再起動。アカウントを選択して、パスワードを入力。ログインできない。パスワードが違うと言われる。そんなばかな。さっきまでログインしていたパスワードだ。
調子が悪いと気づいていろいろやっている時に、別のユーザーアカウントも登録してあったので、今度はそっちでログインを試みる。結果。それもだめだった。
らちがあかない。
メディア作成ツールで起動して修復すればいい、というのも見つけた。しかし、修復でなんかやらかして、デイスクの中身を飛ばすのは避けたい。
そこで考えた。調子の悪い起動ディスクはそのままに、新しいハードディスクにOSをクリーンインストールして、中身のことはあとで考えよう。と。
ここ数ヶ月、システムの調子が悪かった。何をやっても動作が遅い。やっぱりやるならクリーンインストールだ。幸い、ノートPCのシステム入れ替え用にセールで買ってあった1TBのSSDがある。これをとりあえず使ってみよう。
というわけで、メディア作成ツールを買ってきたUSBメモリー(16MB)に入れて準備。SSDも接続。SSDはフォーマットもしていない。きっと、インストーラーでなんとかなるだろう。BIOSの起動ディスクをUSBメモリーにして、起動。
あとは、Windowsのインストーラーの指示に従えばOK。途中で、プロダクトキーを聞かれたが、そんなものはわからない(確か、このPCをはWindows 8から無料でアップグレードして10にしたものだ)。ライセンス関連は後回しにするということで、キーなしを選択して進めた。
あと、マイクロソフトアカウントの入力を求められた。なし、というのは現在のバージョンでは選べないようだ。なかったら作成しろと言われる。インストールはローカルアカウントですすめるべき、というのも見つけていたので、ここでちょっと迷う。ローカルアカウントじゃなくマイクロソフトアカウントでやると、ユーザーディレクトリがめんどくさいことになるらしい。あんな長いユーザーディレクトリは面倒だ。どうしてもローカルアカウントでインストールを完了させたい。
ここで、ネットワークケーブルが繋ぎっぱなしなことに気づく。それを抜く。インストーラーのページを戻ってみると、今度はマイクロソフトアカウントを入れろとは言われない。PCを使うユーザーを登録しろ、みたいなことを言われる。すなわりローカルアカウントの作成が可能になっている。まさしく自分が望む状態だ。
あとは数分でインストールは完了。再起動となる。しかし、再起動すると、また、インストーラーが立ち上がっている。そりゃそうだ。USBメモリーからの起動になったままだ。PCののリセットスイッチを押して、再起動、BIOSの設定を変更。またも再起動で、インストールが完了したSSDから起動した。あとは、マイクロソフトアカウントあらためて設定する。
で、ライセンスはどうなってるの? と思って設定にあるWindows Update – ライセンス認証 を見る。「Windowは、Microsoftアカウントにリンクされたデジタルライセンス認証されています」とある。何もしてないのに。というか、さっきMicrosoftアカウントを設定したので、設定処理は不要ということなのだろう。PCの環境は起動ディスク以外はまったく変わりがない。起動ディスクを入れ替えた同じシステムだというのが、わかるのだろう。Microsoftアカウントにシステムが紐付けされていることの利便性をあらためて実感する結果に(たぶん)。
そんなこんなで、すんげー古いPCがまあまあけっこう快適なPCに生まれ変わった。なんといっても起動が速い。ソフトウェアの起動でもたることもなくなった。
あとは、早いうちに調子の悪くなった旧起動ディスクの中身を別のディスクに移しておくことぐらいだ。
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