『ヒルコ 妖怪ハンター』は沢田研二がいいなあ

 いわずとしれた(うそ)諸星大二郎の原作による『妖怪ハンター』シリーズの映画化。90年の作品だそうで。90年の作品といわれればそういう感じかもなあ、っていう特撮のしょぼさ。

 沢田研二は原作の稗田礼二郎とはまったく違うちょっと頼りない感じ。ほんとはもっと冷徹な感じなんだけど、本作ではけっこういい人。それでも男前である。沢田研二のかっこよかった時代をなんとか覚えている世代としてはちょっとうれしかった。しかし、最近の沢田研二は太りすぎだよね。いや、テレビであんまり見ることもないけど。
 で、妖怪ハンターの映画化としては阿部寛の『奇談』が昨年公開されている(「『奇談』 感想」)。それと比べると、後者のほうが諸星テイストをしっかり表現しているし、できもいいと思う(いまのところ)。阿部寛も男前だ。かっこよさでは阿部ちゃんだなあ。クールだし。
 向いてる方向がまったく違うこの両者。いまごろになって比べているのは俺だけかもしれない。まあ、タイミングってあるよね。てきとー。あと、竹中直人が出てたんだなあ。余貴美子をエンドロールで見つけたんだけど、どこに出てたんだろ?
 ところで、竹中直人。『キャッチ・ア・ウェーブ』っていう映画に出るそうだ。高校生にサーフィンを教えるっていう役。青春映画だな。今日から始まったらしいテレビ東京の『シネ通』っていう番組にて。大人が若者になんか教えるっていう映画はもう竹中直人ばっかりだよね、日本映画。最近では『スウィング・ガールズ』『ウォーター・ボーイズ』。ちょっと役柄は変わるけど似たような位置づけでは『ファンシイ・ダンス』とか『シコふんじゃった。』とか。あっ、SPEEDの『アンドロメディア』にも出てる。見てないけど(DVD持ってるけど)。えっ、『青の炎』も出てるんだっけ? ってWikipedia見ながら書いてみた。いや、ほかにもいっぱいあった気がするけど。なんだっけ? 『妖怪大戦争』は妖怪の役だから話は違う。音楽もけっこういっしょけんめいやってるな。スカパラとの共演も意外と多い気がする。そんなライブを見た記録は「SOUL OF どんと 「どんと紅白2006」」で。
 そういえば、『特命リサーチ200X』、久々に復活するね。テーマも「世界の超常現象解明スペシャル」だ。すんげー楽しみ。特命リサーチ200Xについても以前書いてるな。ってことは、竹中直人についていっぱい書いてるってことだな。っていうか、出すぎなんだよ、あの人。最後はぜんぜん違う話になってしまった。

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