ライブを中心に収益を上げる。CDが売れない中、音楽産業が次の手法として注目している(一部はすでに実践している)この方法をライブスペースが率先してやるっていう流れ、だろうか。そこにテレビ局がからんんでいるのがおもしろいところ。
TBSがライブ音源即売サービス開始。「その日のライブの感動をお持ち帰り!」|株式会社TBSラジオ&コミュニケーションズのプレスリリース
TBSテレビとTBSラジオは、株式会社NEEDS(東京都渋谷区)と共同で、赤坂BLITZ(東京・赤坂)にライブ音源を収録し、その日に即売できるシステムを設置。
常設型として日本初となるライブ音源即売サービス「BLITZ T2D(ブリッツ・ティーツーディー)」を開始します。
また同時に赤坂BLITZで手軽にマルチトラック収録できるサービスも開始します。
これがプレスリリース。
まあ、赤坂BLITZはTBSが運営してるわけではありますが。さらに具体的なサービスとして、こうも書かれています。
「BLITZ T2D」サービスは、赤坂BLITZでの音楽ライブを収録。シリアル番号が記載された「BLITZ T2D LIVE CARD」を公演終演後に会場内にて販売※1。
カード購入者は終演後最短1時間でパソコンやスマートフォン※2のブラウザー経由でサイトにアクセス&ダウンロードでき、その日のライブ音源をその日のうちに手に入れることが可能になります。
こういうのが欲しかったんだよ! なんて思う人も多そう。一方、テーパーのみなさんはどう思われるんでしょうか。
まあ、その日、じゃなくても次の週くらいでもいいと思うんですけどね。っていうのも。
だいたいこのスケジュールだと、ミックスとか、ライブ中にリアルタイムである程度作っておいて、終了後に突貫工事で最終的に仕上げるわけですよね。判断するのはミックスエンジニアですか、マスタリングエンジニアですか。まあ、その2人はこの場合同じ人なんでしょう。アーティストのチェックは? 事務所なり原盤権持ってる会社とかのチェックは? とか、いろいろ考えるとみんなが満足いく出来にほんとに仕上げられるのか? っていう疑問があります。
短時間で作ったからこの程度でがまんしてね、じゃ怒る人もいるんじゃないかなあ。そうでもないか。記念だし。みたいな。いや、でも、ライブ中継の生放送がOKなんだから問題ないレベルかなあ。
あと、”「T2D」とは業界用語の「録って出し」を引用した造語”だそうです。
あっ、モダシンさんとこにもありました。その日の感動をMP3でお持ち帰り、TBSが赤坂BLITZでライブ音源即売サービス – [モ]Modern Syntax
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