タッチパッドを使い指1本でエフェクトを操る人気のエフェクターKAOSS PADシリーズのiPad版って感じのアプリ「LiveFX」がものすごくいいです。感動しました。ほんとよくできてる。触った感じとかサウンドはまさにKAOSS PADです。あっ、コルグの製品じゃないですよ。KAOSS PADライクなアプリの話です。
「LiveFX – DJ Effect Kit」っていうのが正式名称なんでしょうか。開発はelephantcandyというデベロッパー。
同時に4つのエフェクトを利用可能。20種類のエフェクトを同時に4種類まで使用できます。カテゴリは4種類。ルーパー(ビートスライスとかバイナル・ブレイクとか)、モジュレーション(ディストーションとかフランジャー、フェイザー)、フィルター(ローパス/ハイパス/バンドパスとかピッチシフター)、そしてディレイ/リバーブ。画面上に色分けされてるのがそれで、各色ごとに1つずつが選択できます。カテゴリ=エフェクト・モジュールって感じです。
まあ、見てもらうのが早いですね。まずは公式ビデオ。
とにかく直感的に音を操れます。すごい楽しい!
仕様的にはKAOSS PAD QUADとほぼいっしょ、っていう話です(2ch情報)。本家の情報はコルグサイトでどうぞ。
KAOSS PAD QUAD Dynamic Effects Processor|KORG INC.
ミュージック、外部入力、Audiobusでプレイ!
で、エフェクトをかけるソースは何が使えるかというと、iPadなんで当然、内蔵のミュージック・ライブラリの曲が使えます。好きな曲にエフェクトをかけまくる。楽しい!
もちろん、エフェクターなんで外部から入力も可能。好きな楽器にでプレイ。楽しい!
上の動画ではiPhoneでTENORI-ONをプレイして、それをiPad用オーディオインターフェイスにつっこんでます。iPadの内蔵マイクも使えるみたいですが、それだとモノラルになっちゃうんで、別途インターフェイスは必須と考えたほうがいいです。
そして、Audiobus。iOSのアプリ間でオーディオのルーティングを可能にするやつですね。Audiobus対応のアプリの出力を入力できます。好きなアプリにエフェクト、これまた楽しい!
Audiobusでの使用にはちょっと注意が必要。自分が慣れてないってのもあるんですが、オーディオインターフェイスをつないでないと、内蔵マイクをソースにしてしまいフィードバック(ハウリング)して、とんでもない音がでかい出たりします。設定中はスピーカーのボリュームをしぼるとかしといた方がいいです。多分。アプリ内にソースを選ぶ設定項目がなく、自動で判別されるっぽいです。それが問題になってそう(実は見つけられてないだけかも)。
なんと無料! でも、課金してフル版にしないと意味なし
で、こんなすごいソフトがなんと無料!
知ったときはびっくりしたんですが、ほんとに無料です。しかし、実際は購入した状態で使えるのは内蔵のサンプルソング再生時のみ。上記の3種類のソースにエフェクトをかけるには、アプリ内課金でフルバージョンにする必要があります。まあ、世の中そんなに甘くはないですよね。
フル版へのアップグレードは800円です。それでも十分安いです。激安!
とにかく、これは買いです! 発売は今年の1月みたいですが、なんでいままで気づかなかったんだろう。いやあびっくりしました。オススメ!
elephantcandy
ジャンル: ミュージック
リリース日: 2013-01-08
価格: 0円
posted with sticky on 2013.2.25
あっ、Audiobusを利用するにはAudiobus(850円)も必要です。
まあ、これは不要な人もいるでしょう。外部入力とミュージックライブラリだけでもお腹いっぱいになれます。
そして、やっぱり実機が欲しくなる不思議
余談。
これを見つけたきっかけ。iOSで楽器アプリを使ったりしてるうちに、外部エフェクターが欲しいな、と思い始め、いろいろ情報を集めてたんです。
KAOSS PADの実機はつい最近KAOSS PAD KP3+(28,000円前後)が発表されたばかり。その前のバージョンのKAOSS PAD KP3(17,000円くらい)がとっても安く出てるらしい、という話もあり。マイナーバージョンアップなんだから、KP3+じゃなくてKP3でいいんじゃね? MIDIコントローラとしても使えるらしいじゃん! サンプラーもついてるじゃん、KP3って。サンプラーがいらないならKAOSS PAD QUAD(13,000円くらい)がシンプルでいいらしいよ、とか。
いや、とりあえず、mini kaoss pad 2のほうが安いからまずそっちでもいいのでは? 1万円切ってるし。いや、初代にKAOSS PAD MINIならもっと安い(7000円台)だし。
なんて思った矢先にLiveFXを見つけたのでした。
まあ、実機の方が機能的には豊富ですし、iPadをエフェクターにつぶすと楽器アプリが使えないわけです。 Audiobusで使うにしても、LiveFX使用中は裏のアプリは操作できないわけですし。
LiveFXでライブエフェクトの楽しさを知ってやっぱり実機が欲しくなる。
そんな結果になりそうです。うーん。どれにしよう。悩む。
最後に、LiveFXのデベロッパーのサイトにリンク。
elephantcandy – elephantcandy, audio software for mobile iphone ipad iOS Android
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