中野サンプラザ、ムッシュかまやつ

 毎年恒例の中野サンプラザ公演。真心ブラザーズ。ふだんはあまりやらない曲をやるというテーマ。公演が始まってから聞かされる。
 あれをやってくれるかなあ、と思っていた曲をようやくやってくれた。「同級生」。シングル発売当時。野音以来な気がする。
 あと、ムッシュかまやつさんが亡くなったことに触れ。「かまやつさんにはすごい世話になったんだよ」みたいなことをKINGさんが言う。「ムッシュがいなければこんな仲間とも会うことがなかった」みたいなことを桜井さんが言いながら、メンバーを指す。二人がデビューするきっかけとなった番組「パラダイスGoGo!!」の勝ち抜きフォーク合戦の審査員がムッシュだったのだ。同番組の話はこのインタビューに詳しい。
 で、急遽やることにしたという「バンバンバン」を。こういうのはあまりやったことがない気がする。楽しい曲だけど、個人的になんかしんみりした。
 あまりやらない曲、というテーマのライブはこれまでも何度かあって、ほんとに久々!みたいなのは先の「同級生」と、三部作+1くらいか。「流星」「この愛は始まってもいない」「流れ星」は最近も聴いた記憶があるのだけど、「橋の下で」は発売当時以来だったような気がする。
 キーボードはソウル・フラワー・ユニオンの奥野真哉。「オレが入ってから、さらによくなっただろう」と言っていた。コーラスはうつみようこ。「ニューエストとメスカリンだよ」「怖いよね」と真心の二人。「なんでやねん!」とつっこむうつみようこ。奥野真哉のキーボードはすごくよかった。あと、ドラムのビバさんが怪我で出られず、急遽、山口美代子さん(DETROIT SEVEN)。数年前に桜井のソロライブのドラムで見て以来。ビバさんとはドラムキットのパーツが極めて少ない。タムは1つ(フロアタムは別)、シンバルはライドとクラッシュのみ。それでも違和感なし。パワーヒッター。伊藤大地よりも、MB’sでの真心の曲には合ってるんじゃないかなあ、という印象であった。
 そんな感じで、これまた記憶に残るライブであった。

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