観てきたので感想など。連続ドラマ『SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~』、スペシャル版『SPEC~翔~』と続けて見てきたわけですが。
「翔」の世界がひっくり返るほどのどんでん返しとか、連続した緊迫感とか、豪華キャスト勢揃いだった感じとかもあって、ものすごく盛り上がったスペシャル。それがあって、そのあとの映画なわけです。期待しないほうがおかしい。ということで、なんとか時間を作っていってまいりました。以下ネタバレもあるかもなので、注意。
まず結論からいうと、期待はずれ。
スペシャルのぎゅっとつまった感じからすると、劇場版はちょっと散漫。
キャラクターもぶれてるのか感情移入しにくい(特に瀬文)。説教っぽいセリフもなんか。しめっぽい話もあるけど、そこをあえてドライに簡潔にするのがSPECという印象だっただけに。たとえば、「翔」でも感動的なシーンで海野がギャグかます、とかいうシーンがあったのだけど、「天」はそういう感じでもない。
ギャグらしいギャグもなんかぴんとこない。ボウリングネタとか、浅野ゆう子のあのへんは特に。唯一笑ったのは、津田の写真くらいか。
「ファティマ第三の予言」もなんのことだか理解できなかった。あれは必要だったのだろうか? 美鈴が当麻に「ファティマ第三の予言だけは阻止して」みたいなことを言うのだけど、あれは結局どうなったのか? エンディングのイラストでえんえんナレーションが流れるシーンもまったくわからない。最初はあそこでいろんなことを解説してくれるのかと思ったら、まったくそういう感じでもなく。こっちの理解力が足りてないんだろうか。なんかくやしい。
とにかく、「翔」の方が数倍おもしろかった。それに尽きる。
「ケイゾク」も映画版はかなりテイストが変わってしまってがっかりしたことを思い出した。
まあ、「結」は「欠」(天のエンディングで言われた)ではなく、ほぼ「決」(パンフより)らしいので、そっちに期待。
あの白い服の青年が何を言ってるのかまったくわかんなかったけど、ニノマエを一瞬で消すなんてすごそうじゃないか。最初はゲゲゲ!と思ったけど、まあ、あれはクローンだし、とか、いろいろ期待は広がるわけです。
コメント
映画「劇場版 SPEC 天」奇抜さを狙っただろうがファン以外には伝わらない
「劇場版 SPEC 天」★★
戸田恵梨香、加瀬亮、伊藤淳史、栗山千明、
三浦貴大、でんでん、浅野ゆう子、福田沙紀、
神木隆之介、椎名桔平、竜雷太出演
堤幸彦監督、
119分、2012年4月7日公開
2011,日本,東宝
(原題:SPEC~天)
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「予告編は面白くて気になったので劇場へ、
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