SEOスパムとかステマとか、どういう言葉がふさわしいかわかりませんが。インプレスのAV Watchの「DVD発売日一覧」で行われているこについて。まあ、どっちにしろ何を言ってるのかわからないかもしれません。
まずはこの画面を見てください。AV Watchのトップページです。
赤い線は当方で加えたもの(当たり前、雑すぎ)。これが今回指摘したい部分。検索ランキングの結果の一部です。
続いて、「DVD発売日一覧」のリンクをクリックして開いた画面。
こちらでは「最近1週間で検索数が多いキーワード」となっています。
検索されてる=人気がある
なんていう指標になりそうな結果ですよね。
で、何が問題かといいますと。この「平田裕香」でページ内を検索しても、該当するDVDタイトルは存在しません。フォームに入力、あるいは「平田裕香」のリンクをクリックすると、出てはくるのですが、いずれも古いものばかり。最新のものでも2011年です。
「最近、平田裕香のDVDが出てたよな」なんて検索をした人がほんとに多くて、この検索数が多いキーワードに上がってきてるのではなさそうな気がします。
というのも、少なくとも1年以上前から、このページを見るたびにいつも「平田裕香」がランクインしているのです(うっすらした記憶では2年くらい前から継続して目にしてるような気もします)。
平田裕香さんのファンの方には申し訳ないのですが、DVDの検索で常にランクインするほどの状況にはないと思うのですけども。
そこで思い出したのが、検索エンジンを使ったスパム。用語がわからなかったので調べたのですが、虫眼鏡SEOとか、関連検索ワードスパムというものでした。
簡単にいうと、検索サイトの入力補助機能や関連キーワード表示機能を利用したSEOの手法ということのようです。たとえば、住宅会社が自社の名前を売りたい場合(ここでは「ほにゃらら住宅」としましょう)。
「住宅」というターゲットとなるキーワードといっしょに「ほにゃらら住宅」というキーワードで検索を繰り返します。すると、「住宅」というキーワードで検索した場合に、候補として「ほにゃらら住宅」がいっしょに表示されるようになる。これで「住宅」を検索する人の目に「ほにゃらら住宅」が触れる可能性が高まるというわけです。
まあ、すでにこうした手法は対策(同じIPアドレスでの検索を除外するとか)がなされ、その効果は過去のものとなっているそうです。
で、今回のAV Watchの場合はもっと単純で、単に「平田裕香」で検索をし続ければ、このランキングに出てきそうです。
きっと、どこかのだれかが一生懸命、「平田裕香」で検索しているのでしょう。
その結果が上の画像にあるような「平田裕香」のランクインなのではないかと。
まあ、実際はほんとは検索なんかしてなくって、なんらかのスクリプトを使って自動的に行うんだと思うんですが。
なお、誤解してほしくないのは、平田裕香さんにはなんの問題もないということ。ファンの方をどうこういうつもりもありません。どっかで何かが行われてそうだけど、インプレス的にはどうなのかなあ? という話です。
あと、平田裕香さんがそんな方かご存知ない方は以下の画像をご覧ください(Amazonで売ってる商品です)。
平田裕香 あなためぐり [DVD]
かわいいですよね。
最近ではNHK朝ドラの「梅ちゃん先生」に出てました。主人公の姉が務める会社の事務員でした。見つけたときには「おっ」と思い、彼女のファンの友だちに教えたりしてました。
(参考にした記事)
Yahoo! JAPAN、虫眼鏡SEO等のスパム行為に注意喚起 – 「関連検索ワード」操作はスパム::SEM R (#SEMR)
Yahoo!JAPAN、関連検索ワードのフィルタを強化、スパム排除へ::SEM R
検索サジェスチョンを利用した最新SEOスパム業者の手法 | SEM-LABO
(追記)
オチがひどい。あと、ステマって言いたかっただけみたいな感じですね。
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