カメラに風防を自作 – ユザワヤの激安生地でウインドジャマーを作る

カメラ

 デジカメで動画を撮る際に気になるのが風切音。風邪が吹くと「ぼふぼふ」と低音のノイズが入ってしまう。外付けマイクなら専用の風防をつければいいのだけど、カメラの内蔵マイクだとそうもいかない。というわけで風防=ウインドジャマーを自作する話。
Fake00 調べてみるとフェイクファーでいいという。手芸店に行くとフェイクファーがけっこう安い値段で売っているそうだ。
 手芸専門店のユザワヤに行くと、ほんとにあった。フェイクファーのコーナーにあったのは高かったのだけど、1.5mほどの長さの長い棒(紙筒?)に巻いてあるやつは非常に安い。これを好きな長さだけ切って売ってくれるのだ。確か50cmほどの長さで500円とか。激安。セール品だったというのもあるのだけど。
 それがこれ(クリックで拡大、以下同じ)。
Fake01 Fake02
 あとは適当な大きさに切って、カメラのマイクあたりに両面テープで貼るだけだ。まず、試したのは普段Hague Mini Motion-Cam(ステディカムみたいなやつ)といっしょに使っているコンデジのCASIO EXILIM EX-ZR100。
Fake03
 とりあえず、マイク穴の上にテープが張り付かないように、それよりも広く位置をとってみた(穴を塞ぐのはファーの部分だけ)。
Fake04
 毛足が長すぎるのでテキトーに短くカットしておく。これだけだ。まあ、最適な長さってのがあるとは思うんですが、最初なのでテキトーに。市販品はこれよりも長いようだけど。
 ついでに、ミラーレスカメラのPanasonic DMC-GH2にも。2台並べるとこんな感じ。
Fake05
 ちょっとあやしい。
 でもって、作成以来、これを普段からつけっぱなしにしてある。
 実際のところ、効果はどうか?


 ってことになるのだけど、これがすごい。効果絶大とはこのこと。ほとんど気にならなくなった。びっくりするくらい。

風防の有無で収録音声を比較

 ということで、比較する映像なんかを。Hague MMCで歩きながら撮影したものを2つ挙げておく。
 まずは、風防なしバージョン。


Daikoku Long Bridge 大黒大橋をステディカムで歩いて渡る
 上の動画は、風防をつけていない状態での撮影なので、風の音が冒頭からけっこう入っているのがわかるはず。海が目の前に広がるようなところなので、風は強いのだ。まあ、風がない時はまったく気にならないので、大丈夫なときは大丈夫なんですけどね。
 では、風防ありバージョン。

2013 秋じゃないけど収穫祭 日本大通りを歩く with Hague MMC
 上の動画の撮影場所も海が近いので、それなりに風があるのだけど(そのせいで画面も揺れている)、風の音はほとんど気にならない。これまでなら時々「ボフボフボフッ!」っていう耳障りなノイズが収録されていたところだ。
 作例が長すぎて見てられねーよ、という意見もあるかと思いますが、比較検証用に改めて撮影したものがないので、とりあえずということで。いつか、ちゃんとした比較用映像も作ってみたいと思います。

専用のウインドジャマーは必要?

MicW WJ011 ウィンドジャマー【正規輸入品】 各社から出ているリニアPCMレコーダーには専用のウィンドジャマーが発売されています。それがけっこう高くて3,000円とかしたりします。
 それと比べると、自作は激安!
 数分の1以下の値段でできたりします。
 切って貼るだけなので手間も時間もほとんどかかりません。
 まあ、見た目はあれなんですけどね。器用な人なら市販品と変わらないくらいかっこよくできるような気もします。効果が市販品と自作でどれだけ違うかまでは検証できてないですけど、自分なりに効果は実感できました。ウインドジャマーとかスポンジ製とかのウインドスクリーンとか、純正品がないレコーダーやマイクにもよさそうです。
 ということで、みなさんも一度お試しあれ。
 とにかく、手芸屋でフェイクファー買って風防=ウィンドジャマーを自分で作ってみよう! ってことで。
 おまけ。市販品ってこんなやつです。

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