デジタルカメラLUMIX DMC-GH2の外部マイク接続コネクタ用として、以前作成した2.5mm-3.5mm変換ケーブル。ちょっと接触が悪くなったのと、長さが足りない、ということで作り直すことにした。マイクを直接取り付けてもいい長さにしたい。
当時作成したのはおもにICレコーダーをつなぐ目的のためだった(右の写真参照)。ICレコーダーをアッテネーター代わり(?)にして、iPadの出力をつなぐ。それでiPadを操作する動画を作る、みたいな感じ。長さは10cm以下。ICレコーダー接続には別途両端3.5mmステレオミニプラグのケーブルをつなぐという使い方だ(DSLR音声問題 デジカメの音声収録を考える DMC-GH2にICレコーダーを接続)。
で、その後、マイクをつなぐこともあったのだけど、その際もケーブルをつなぐのが面倒に感じてきた。そのままマイクをつなげられるような長さのケーブルにしたほうが使い勝手がいいはず。どうやってカメラに固定するかはあとで考えるとして、ホットシューのところにマイクがくるくらいの長さにしたい。ということで、工作開始。
元のケーブルはこれだ。昨年春に作って1年もたたずに接触が悪かったのは、まだハンダ付けに慣れておらず適当に作ってしまったからだろう。
作業としては、これをばらしてケーブルをつなぎ直すだけだ。
で、ばらした。下の写真が2.5mmのオスコネクタ。カメラ側。
コネクタをかしめてない。その必要性がわかってなかったというか、こういう工作の基本をまったく知らなかったのだ(いまでもあまりわかってない)。
とりあえず、長めのケーブルをつなぎ直す。ちゃんと根本をかしめて熱収縮チューブをかぶせる。
続いて反対側。マイクとかをつなぐほう。こっちは3.5mmのメスコネクタ(というかジャックか)。
固定しやすくするために、ステレオミニプラグのケーブルを接続しての作業(写真の下側がそのケーブル)。
プラグのカバーを通してから、作業。このカバーを通し忘れることがよくある。
で、両端をつないでできあがったのがこれ。
コネクタ込みで28cm程度の長さにした。
手持ちのステレオマイク(プラグインパワー)、オーディオテクニカのAT9910をつないで、ホットシューの上に固定してみる。
固定は適当にマスキングテープだ。とりあえず、だ。長さは十分な余裕がある。シールドはいらないのか? とも思ったが、とりあえず、だ。外からのノイズはいまのところない模様。音質は良好だ。
AT9910は小型だけど、ちゃんとステレオ感バッチリの音が収録できる。前後の角度も自由にできるので、なかなか使いやすい。3,300円でAmazonで購入した。
別のマイクもつけてみよう。次は自作のマイクだ。自作といっても、単にWM-61Aというマイクロフォンカプセルをハンダ付けしてRCAピンコネクタのケースに収めただけのものだ。
ステレオミニ-RCAピンの変換コネクタ経由でつないだ。WM-61Aは無指向性なので、この距離だとステレオ音源としてはほぼ無意味なのだが、とりあえず写真撮影用。とりあえず、カメラにのっけてみる。
なんかバカっぽい。
ほんとならステレオミニ-RCAピンのケーブル(うちにはいっぱい転がっている)で距離をとって配置したいところだが、それを固定する方法が見つからず。ホットシューに載っけられるなんらかのアクセサリーとホームセンターに売ってるような金属プレートとかでなんとかする方向で。
それにしても、DMC-GH2にヘッドフォン端子がないのが残念だ。モニターできない状態で外部マイクを使うのはかなり不安。結局、外部レコーダーとの併用とかが必要になりそうで。バックアップ用にレコーダーまわすなら、カメラは内蔵マイクでいいかあ、ともなったりする。家で使う分にはBELKINのイヤフォンスプリッターケーブルを使って対処しているのだけど、外出先でぶらさがるものが増えるのはあまり好ましくない。
結局、新しく作ったケーブルは、マイク接続用というより、iPad動画作成時のレコーダー接続用という感じになっている。iPadの出力とか、eVY1 Shieldの出力をICレコーダー経由でつなぐという使い方。接触不良がなくなったので、だいぶ安定して楽に収録ができるようになってきた。下の動画の音声もこのケーブル経由で収録したものだ。
eVY1シールドで歌うキーボード – 「ドレミ」で歌う&ハモリも鍵盤だけで / NSX-1 eVY1 SHIELD & iPad demo 5
以前の記事で書いたように、ICレコーダーを経由するのはレベル調整のために必須事項となってるのだが、これをもっと簡略化したいと思う今日このごろ。ちょうどいい抵抗器をつないだケーブルとかを作るだけでいいような気もするのだけど、そのへんの知識がまだない。ということで、そのへんはまたいつか。続く。
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