「SONAR PREMIUM DAY 4」に行ってきたよ

 毎年恒例のイベント。参加は3回目です。で、今回は会場が去年と違うのでびっくり。去年と同じつもりで行ったらなんにもないんだもの。中央通りを渡って新しくできたベルサール秋葉原が会場。かなり広くなったという印象。
 予想以上に来場者が多かったため(600人以上はいたはず)か、2ステージ構成を1ステージ構成に変更。そのため、2ステージで繰り広げられるはずのセッションをすべて1ステージで行うことになり、セッティングのチェンジに時間がかかるというちょっと残念な感じに。セッションの間がどれくらいになるかわからないので、ちょっとやきもき。まあ、それはいいか。
 最初は米Cakewalkスタッフによる解説。次は齋藤久師の「SONAR 8.5」ではじめるテクノ・ポップの作り方」。新しいステップシーケンサーすごい便利とか、ボーカルを招いてのV-VOCALによるケロ声の作り方(Perfume風とかも)。
 例によって、三原 重夫&中村 文俊のセッションもあり。Session Drummer 3とパーカッション用チャンネルストリップ「PX-64 Percussion Strip」をめちゃくちゃ誉めてたのが印象的。PX-64内蔵トランジェントシェイパーがすごいいいいとか。昨年同氏のセッションで解説された8で搭載されたトランジェント・シェイパー単体のプラグインはぴんとこなかったんだけど、今回の説明ではPX-64はすんごく欲しくなった。ドラムのアタックを調整するもんなんだけど、アタックの「ペチ」っという音は残したいとか、それを消して主張しない感じのタムを作るとか。音源側じゃなくってエフェクトでいろいろできるよ、というのがおもしろかった。それから、カラーというパラメータも素敵。アタックはそのままにサスティンのイコライジングを変える、みたいな機能。普通のEQだとアタックの音まで変わるんだけど、こちらを利用すれば、サスティンだけ変わる。いわゆる胴鳴りだけを調整するいうことが可能になるのだ。公式サイトの説明はぜんぜんわかりにくいよねえ(ここ)。
 ほかのセッションでもこの2つのプラグインばっかり誉めてた。もちろん、「VX-64 Vocal Strip」も便利そうで、かなりの頻度で取り上げられてた。ディエッサーあるし、ダブラーあるし、ディレイあるし。複数のプラグイン使う必要がなくなるってだけでも、確かにすんげー便利。
 あとは、Audio Snapが2.0になってる。これまではパラメーターがむずかしかったけど、今回は1クリックでいける、というのだけど、具体例がいまひとつなく、見た感じ変わってるのがわかりにくかった。
 最後のセッションでやっとでてきたのがMatrixView。ACIDのリアルタイム版、というか、ableton liveみたいな機能(いや、live知らないんだけど)。ACIDが出始めたときはかなり楽しく使ってたんだけど、ループフレーズを並べるだけじゃなくって、リアルタイムにパートの出し入れがしたいんだけどなあ、ということを強く思ったもの。MC-303みたいなあれ。それが、SONARで実現されることになるとはあ。感慨深い。しかし、素材を作るのがちょっと面倒かも。クリップをバウンスしてファイル化しておくことになるからね。まあ、SONARならさほど面倒じゃないかもしれないけど。
 あとは、トラックビューにアルペジエイターが内蔵されたことか。けっこう、パターンがある模様。ただ、ギター用のはいまいちっぽい。

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