iKaossilatorだけで済ませられなかった理由。NanoStudioも使うよ。の話

 iKaossilatorを購入以来、ひまを見つけては曲づくりにいそしんでいる昨今です。
 フレーズをいくつか作って、それを抜き差し(というか、ミュートON/OFF)して構成を作るのが基本。ダンスミュージックならそれでもしっかり曲として聴けるものになります。

 しかし、その抜き差しのタイミングがうまくいくとは限りません。
 リズムのみとか、1フレーズのみのパートのブレイクのあと、ほかのパートをいっせいにONする、とかいう盛り上げポイントとかがあるんですが、そういう大事なところでミスったりするんですよ、これが。
 5分くらいの曲をiKaossilator内で録音するんですが、こういうミスが4分くらいで発生。しかたないので最初からやり直すこと数回。結局うまくいかずに投げちゃったり。
 で、考えました。あとで修正できるシーケンサー機能があればいいのに。と。
 まあ、それはiKaossilatorのコンセプトに反するんでしょう。KORGも聞いてくれなさそうです。
 そこは別のアプリでカバーしよう。そう考え、NanoStudioと併用することにしました。

 NanoStudioはAKAI MPCライクなパッドが特徴(?)のサンプラー+シンセ音源+シーケンサー。エフェクトも備えてますが、オーディオ録音はできません(たぶん)。
 iKaossilatorでフレーズを作ったら、パートごとにAudioCopy。AudioPaseteでNanoStudioの「TRG-16 Performance Pad」に貼り付けます。TRG-16での操作はEDITモードにしてから、LOADボタン、PASTEボタンでAudioPasteするサンプル選択のブラウザがでます。ここでファイルを選択、Auditionで試聴、OKならPaste。これで割り当て完了。iKaossilatorで出力したオーディオループは小節単位で吐き出されるので、サンプルのスタートポイント・エンドポイントなどの指定が不要というのもナイス。びっくりするほどカンタンに演奏の準備がOKとなります。
 このTRG-16は、AKAI MPCライクなパッドを持ったNanoStudio内の音源。パッドに音声を貼りつければあとはパッドを叩いて演奏ができます。演奏といっても、フレーズのON/OFFだけなんで、鍵盤の経験なんかも不要。
 演奏はMIDIノートとしてNanoStudio内のシーケンサーに記録されるので、ON/OFFのタイミングのミス修正も問題ないわけです。これ、思った以上に安心感。
 NanoStudioのプロジェクトでは、TRG-16は複数使用可能。iKaossilatorのフレーズ用に1台、その他リズム用に1台、このほか、EdenSynthというシンセデバイスを数台組み合わせて曲を作っていくといった感じ。
 TRG-16にはプリセットでTR-808/909とかアコースティックドラムなどのキットもプリセットされてるので、普通にドラムマシンライクに使うことも可能。Eden Synthは普通にシンセだったりします(たぶん)。1デバイス1トラック構成で、最大5デバイス使用可能(オプション追加購入で同時使用可能なデバイスが15まで増やせるっぽい)。追加購入しないとちょっとパート数が少ない気もしますが、1台のTRG-16でiKaossilatorで作ったパートを最大16まで鳴らせることを考えれば、この方法ならなんとかいけます。


 そういえば、iKaossilatorもNanoStudioもiPhone用としてスタートしましたが、バージョンアップでiPadにもネイティブ対応しているのも注目すべき点でしょう。とくにNanoStudioはiPad対応で非常に使いやすくなりました。ほんとオススメ。
 あと、NanoStudioにもスケール指定機能があります。iKaossilatorと同じように音程を外さない演奏ができるので、鍵盤弾けない自分はほんとに助かってます。
 で、iKaossilatorもそうなんですが、NanoStudioもSoundCloudへのアップロード機能が備わっています。これ、すんごく便利。すぐに公開できます。
 しかしですね、今回、なんかうまくいかなかったんですよ。ということで、出来上がった曲のここへの掲載はあとまわし。
 という話はまた別のエントリで。

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