SONAR X2が発売されるということで行われたイベント「SONAR PREMIUM DAY 2012」行ってきた。秋葉原のベルサール秋葉原。行くのは6回目くらいか。イベント自体は7回目か8回目だったと思うけど。
で、X1でUIの刷新があり、いろいろ不評な面もあったみたいだけど、今回のX2はツールの切り替えなしでさまざまな操作ができるってことらしいので、SONAR 7登場時の便利になるぜ!っていう感じが戻ったっていう感想。もう少しそのへんを詳しくやってほしかったんだけど、なんかさらっと終わった感じ。新機能プレビューのコーナーがあっさりしすぎ。アメリカのCakewalkのスタッフが来てやってたんだけども。
その後の3つのステージは、ローランドの新フラッグシップ音源INTEGRA-7メインの話と、毎年恒例のTakachenCo & C.Sayid兄弟による「R-MIX SONARリミックスマッシュアップ指南」、ふぇのたす出演の「SONAR X2 Drums & Vocalレコーディング・セミナー&ライブ」。X2の新機能が知りたいという自分みたいな人にとっては食い足りない感じ。でも、SONAR自体を知りたいという人にはまずまずの内容だったのではないかな?という印象。では、各スタージの個々の感想を。
INTEGRA-7についてはシンセサイザーフェスタ2012で篠田さんのデモを見てたので、目新しさは感じなかったけど、使う人が違う見方があるんだなあ、とは思った。出演した二人はコンピュータ・ミュージック・マガジンで書いてた人みたいだった。SC-88 Pro時代に作ったデータの話などもありつつ。もっと弾いてほしかったなあ。あと、iPadの話はなしかあ、とか。
兄弟のパート。R-MIXがSONAR Producerに統合されたことでいろいろ楽しいことができそうなワクワク感はそれなりに。ただ、フィルター代わりに、っていう例はどうなのかなあ。フィルターでいいじゃん! って思わないでもないです。でも、もっとすごい使い方を発明してたらこういう場所では公開しないか、とも思ったけど。それ以外の話はこれまでの数年から目新しいところはなしな気配。Z3ta+好きな話とか。
で、最後。レコーディングの話をちょっとしつつ、半分くらいはライブ。つっても3曲だけど。女性ボーカル、女性ベース&コーラス、男性ギター&SONAR操作、男性ドラムという4人編成のバンド。ドラムはV-Drumsだ。はじめて見た&聞いた。存在すら知らなかったバンド。曲は相対性理論のある部分を切り取ったような個性的なメロディに打ち込みの電子音をまぶして、ギターをディストーションにするといった感じ。ベースの子もコーラスで歌うし、メインのメロディを掛け合いのように歌ったりもする。曲の感じはほんと好きなタイプだった。女の子二人もすごくかわいい。とくにベース。ギターの男の子が黒田勇樹みたいだった。レコーディングの話はそれほどつっこんだ話もなく。これは司会が悪い気がしないでもない。
というわけで、三原重夫を出せ!と言いたいSONARイベントだった。っていうか、SONAR 7、SONAR 8のころのイベントのほうが濃かったし、ワクワク感があったような気がするんだよなあ。機能アップの幅が大きかったっていうのももちろんあるんだけど、プロの話が聴けるってのが重要だった気がするんだよなあ。あと、レコーディングの実演とか。まあ、X2はバージョンアップすると思う。っていうかたぶんする。X1は見送った私ですけども。
価格:79,800円
posted with look!! on 2012.11.4
コメント