「カルメン’77」の替え歌を大地真央、加藤ローサが歌って踊るっつうことで最近話題のお茶のCM。
らしいんだが、今日はじめて見ました。大地真央の方。加藤ローサのはまだ見てません。早く見てみたい。
っていう話ではないのだ。
その大地真央の髪型がショートボブなんである。おいらの貧弱な知識ではそうとしか言いようがないのだが、たぶん違う名称なんだろう。いまさらそれはどうかと思ったが、まあ、『シカゴ』の影響かなんかなんだろう。ミュージカルっぽい演出だし。
で、その数分後に木村カエラが登場するヴォーダフォンのCMが流れた。おっ、これは見るの2回目。CMソングは本人による新曲『リルラ リルハ』である。なんか最近の髪型はどうかと思うようなあ、と最初に見たときは思ったのだが、考えてみるとさっきの大地真央とあんまり変わらないのである。どうだろ、これ。デビュー当時の方がよかったよな。
で、ほぼ連続して、この似たような髪形の2人を見て思ったこと。
これって『鉄カブトの女』だよな。
『鉄カブトの女』ってのはパール兄弟のシングル曲のタイトル。シングルつってもアナログの12インチシングルであった。時代的にはそんなタイミングだ。ジャケットは油絵風のタッチで描かれた五月人形みたいな鉄の兜を金髪の白人女性がかぶっている、という絵で、しりあがり寿が手がけている。
歌詞中の「鉄カブトの女」ってのは当時流行していたショートボブの女性、キャリアウーマン的な強くて仕事のできる女性のことだ。それが怖い、という内容(かなりはしょりすぎ)。当時の「MORE」とかによく出てくるような女性をうたっている、と、パール兄弟のボーカル&作詞担当のサエキけんぞうは言っていたか。
なんつっても冒頭が
「鉄カブトの女が。(6拍ほど空いて)オレを、殴りに来る!」
とかいうセリフ(というか絶叫)だ。「殴りに来る」じゃなかったかもしれないけど、まあそういうセリフがえんえん続くような不思議な曲だ。サビは「はーくちゅー(白昼)のーナーイトメアー」のリフレインである。
大地真央と木村カエラ。二人を見てそんなことを思った。
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