自家製IoTデバイスのマニュアル的なもの

電子工作

 ESP8266を使った気温や湿度を記録するデバイスのマニュアル的なもの。

 IRKitESP8266 をさらに改造したもの。ESP8266マイコンをメインにしたボードに、温度・湿度センサーを加えている。赤外線リモコンもついているが、その機能については先のリンクにあるので割愛。まずは、温度・湿度を継続的に記録する機能について記す。

 デバイスの動作には、インターネット接続が確立されていることが前提。まずはMicroUSBケーブルを接続すると、本体のLEDが点滅するはず。

 でもって、ルーターのIPアドレスをデバイス本体に設定する必要がある。そのために必要なのが、これ。

 IRKitシンプルリモコン

 App Storeからアプリをダウンロードしてほしい。まずはこのアプリを起動。

 デバイス本体が起動すると、アプリ側の画面がWi-Fiルーターのパスワード入力画面に切り替わる。ここで、使用中のWi-Fiルーターとセキュリティーの種類、パスワードを入力する。
 その後は、以下のページにあるように操作していく。

 iPhoneで操作できる安価で高機能なクラウドリモコンの決定版「IRKit」

 途中で、iOSの設定でWi-Fiの設定画面を表示して操作するのだが、そこで「ネットワークを選択」画面で「IRkitxxxx」というのが出るはず(xxxxの部分はデバイスによって異なる。ここでこの文字列をメモする)。これを選択して、パスワードに「0000000000」(0を10個)を指定。これで、デバイスにつながるはず。

 ここでいったん、IRKitリモコンアプリに戻る。すると、「設定アプリを開いてIRKitXXXXのような名前のWi-Fiネットワークに接続してください」と出てるはずなので、OK。戻る、とかやってると、「IRKitを発見しました!」と出て、アプリからアクセスできるようになる。このタイイングがいまいちわからないが、ネットワークに接続したことを確認できてればいつかはこうなるはず。

 「IRKitに名前をつけてください」と出るので、そのまま「完了」。「×」でメイン画面に戻る。

 ここまで来たら、先の「IRKitXXXX」(さっきメモしたやつ。XXXXの部分は置き換える)が重要になる。ブラウザのSafariを起動して、「IRkitXXXX.local」(XXXXの部分は置き換える)にアクセス。

 すると、設定入力画面が出てくるので、一番下にある、Ambient settingsのところまでスクロール。

 ここで、Channel IDとWrite Keyを入力することで、温度・湿度をクラウドに記録できるようになる。

 Ambientって何? ということになると思う。Ambientについては、以下をどうぞ(ここはPCでやったほうがいい)。

 Ambientを使ってみる

 これを見て、ユーザー登録などをしてほしい。ユーザー登録の際に、Gmailのアカウントを使うと、迷惑メールに振り分けられることがあるので注意。問題なく自動で返信メールがくるのでちゃんと登録は終わるはず。Channel IDとWrite IDを取得しておいてほしい。

 で、Ambientの登録がもろもろ終わったら、再度iOSのSafariの画面に戻り、Channel IDとWrite Keyを入力。一番下の「Send」ボタンを押せば、設定は完了。

 これで、温度・湿度がAmbientに継続的に記録されていくことになる。

 以上。不明点はSlackなどで。

(追記)

 久々にメンテしてる途中でコンパイルエラー。

 Adafruit_GFX_Library\Adafruit_GrayOLED.h:30:32: fatal error: Adafruit_I2CDevice.h: No such file or directory

 上記ライブラリをアップデートしても同じ。調べてみると、 Adafruit BusIO を入れろとのこと。これでOK。

 

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