Singer Song Writerっていうソフトがあるんですが。鼻歌をMIDI信号に変えてくれる機能がありまして。MIDI信号に変えるってのは、音程を拾って、ドレミとかいう音階に変換してくれる、っていうとわかりやすいか。マイク入力した音声で、電子楽器が演奏できる、っていうのもわかりにくいかなあ。
で、さらにメロディからコードを生成する機能がありまして。鼻歌でメロディを入れると、それに合わせて適当なコードをつけてくれる、っていう機能がナイスなわけです。楽器弾けない人にとっては。
それから、伴奏は上で生成したコードに従ってこれまた自動生成してくれるのです。ジャンル指定すれば、ボサノバでもハウスでも、ラテンでも。これがすごいんですよ。ありとあらゆる音楽ジャンルが網羅されてます。しかもそのアレンジデータがよくできてる。
楽器が弾けなくても、メロディ入れてコードを判別してくれて、それに合わせて好きなジャンルの伴奏を生成してくれる。誰でも、シンガーソングライターなわけですよ。まさしく。まあ、鼻歌をMIDIに変換するのが、実はちょっと難しいんですが。人はそんなにうまく安定した音程を発することができないわけですからね。意外と。でも、楽器を覚えるよりはぜんぜん楽なのは間違いないわけで。
Singer Song Writer(シンガーソングライター)っていう商品名もすごいんですが、そのソフトウェアを出しているメーカーが「インターネット」っていうんですよ。
インターネット社は7、8年くらい前までは有限会社だったんですが、今は立派な株式会社。でもって、「インターネットはないだろ!」っていう指摘があるかもしれませんが、15年くらい前には存在してましたからね。インターネット社。PC-98のDOSソフトが最初ですからね。Windowsなんて、まだ3.0が出たかどうかってころですよ。確か。レコンポーザの対抗ソフトだったんですかね。
そんなSinger Song Writerが『タモリ倶楽部』で今週の金曜日、8月5日に紹介されます。音楽に造詣の深いタモリ(ジャズ愛好家、トランペット奏者としても知られてる?)が、このソフトをどう見るかが楽しみです。番組情報はTV Brosからですよ。
いや、ほんとに今から楽しみ。
だいたい、このSinger Song Writerってソフトは、シーケンスソフト、ってのに分類されるわけですが。有名なところではAppleのLogic(Emagicから買収)とかSteinbergのCubase(ヤマハが先ごろ買収)とか海外製品が多いこのジャンルで、ほぼ唯一といっていい国産ソフトですからね。NHKの『趣味悠々』かなんかでも取り上げられてましたが。これを使って、PCのすばらしさを伝えたいよなあ、とか常日頃思ってるんですが、そううまくはいかないもんです。
まあ、そんなこんなで。おいらの愛する国産シーケンスソフトがタモリ倶楽部によって、メジャーになるとすんげーおもしろいんだけれども。
あと、インターネット社のドメインは「ssw.com」。主力商品名の略称ね。さすがにintenetってのははばかられたらしい。インターネットデビューはちょっと遅かったんだよね。
ラインナップはいくつかあるんですが、そのへんは公式サイトを参照いただくとして。Liteなら1万円くらいですからね。これでも、鼻歌+自動でアレンジが可能。
とにかく、これ試したら、「自分もミュージシャンになれるかも」って錯覚したりするかもですが、それはそれでとっかかりとしてはすばらしいと思うんですよね。宣伝くさいですが。そんだけ好きってことで。つっても最新バージョン持ってないんだよな。お金ないから。
とにかく、今週末の『タモリ倶楽部』を楽しみに待とう。内容変更になってたら目も当てられないけど。
コメント