ローザ・ルクセンブルグの唯一の映像作品DVD

 その昔高くて買えなかったVHSビデオが10年以上たってDVD化。それが『ラストツアー! 昭和62年8月5日渋谷エッグマン』だ。

 当時、LP(アナログですよ)を購入、しばらくしてCDも買ったんだけど、映像作品は入手できなかった。それがいま!(つっても昨年なんですが)。
 音源(CDとLP)はラストツアー最終日、映像作品(DVD)はその前日、ということらしい。まあ、どっちでもいいんですが。DVDとCDはたぶんメニューはいっしょ。MCこそ違うけれども演奏も同じ。っていうか、こんだけいっしょだとは逆に驚く。すんげーうまいバンドだったことが改めて感じられたり。音は当時も言われてたけれどもアジアテイストがそこかしこに。アジアといってもちょっとおかしなもので、けっして民謡とかエスニックとか言われるようなものじゃなくって、ニューウェーブ経由のそれ。いや、それでも伝わらない気がする。この感触に似ているのは90年代にいたビリケンっていうバンドくらいだ(そのビリケンは。久保田真琴プロデュースでデビューしたバンドで、メンバーにはルースターズの下山淳の弟がいたはず。いまいるくさった2人組とはぜんぜん違う)。あとはZELDAか(身も蓋もない)。
 どの曲もソラで歌える。そんくらいCDを聞きまくってたわけだけど。そんなメンバーが揃った奇跡のライブについては以前書いた(「SOUL OF どんと どんと紅白2006」)。そういえば、そのライブは、三原重夫は参加してなかったね。どんとオフィシャルのライブレポによると。俺目が悪いんだよ。
 映像はやっぱり80年代っぽさを感じるんだけど(特に照明とか色合いとか)、画質はすこぶるよい。音質も及第点だと思う(5.1ch環境で聞いたんだけれども。音声フォーマットが5.1chなのは感じられなかった)。その当時に見た「ライブジャック」(これはローザも2nd発売時に出演してた)とか「冗談画報」っぽいよね。昔はみんなこんな感じだったのかも。
 やっぱり今見てもBO GUMBOSとは違ったおもしろさが感じられる。玉城宏の存在がやっぱりでかいんだよな。あのギターはもちろん、ボーカルがいい。声がいい。あと、バンド全体の生み出す音がなんかその後聞くことのできなかったものなのだなあ。感触っていうかなあ。なんだろうなあ、それ。傾向は違うけど、それがもたらす感情のざわめきはZAZEN BOYSに近いものを感じることもあるのだけど。気のせい。それはZAZENの録音が最近のものとは違うテイストだから、近いものを感じているのだろう。
 ローザ・ルクセンブルグがそのまま続いてたらどうなっていただろう。そんなことを久々に考えてみたりした3月でしたよ。

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