「売れるな」by ケラ な『下北サンデーズ』

 やっとエンジンがかかってきた。と思わされるドラマ『下北サンデーズ』。

ケラ&ザ・シンセサイザーズ/隣の女

 ケラは「下北の神様」として登場。今回がたぶん2回目。主人公がBOOK OFFらしき古本屋に本を売りに行って見つけたのが「シンセサイザーズ」のCD。ジャケットに知ってる顔が映っている。「下北の神様!」というと店内にその「下北の神様」ことケラがいる。で、ケラがいう。「音楽も演劇も売れたらだめだ」(うろ覚え)。
 さらに、いままでいまいちだった古田新太がやっと本領発揮。変な踊りとか。で、刺青してるから銭湯ではそれを隠してるんだけど、その銭湯の小僧は下北の刺青入れたヒップホップなコワモテの若造には何もいえない。で、それに怒った古田が小僧にびんを投げつけるとそれが若造に当たる。それを怒った若造が古田につかみかかる。「おっさん! エルポポラッチですよねえ?」。このへんが、堤演出。と思った。『池袋ウェストゲートパーク』で出演者に裏番組の『晴れ着ここ一番』と言わせる演出を思い出した。いつの話だよ。
 ということで、細かいネタがいっぱいあったこのドラマだけど、イマイチふるわなかった。でも、今回はけっこうそれがうまくいってた気がする。今後も期待できるかもしれない。


 で、出演者のフミアート(牛乳おじさん)はグループ魂のドラムの人が演じる「イエローハーツ」なるバンドにその昔在籍しており、ボーカルを務めていたという設定。で、そのバンドが昔の雑誌に載っている。先の古本屋にあったのがその雑誌。そのタイトルが『PAPI PAPI』。その表紙はもろチェッカーズ。最近撮った写真にしてはフミヤがそれなりにかっこよく見えたり。まあ、こういうネタも10代、20代にはわからないんだろうなあ、と思うとこれまたおもしろかったり。30代でよかったよ。俺。まあ、こういうネタを積み重ねていってもらえるとまた楽しい。
 ネタばかりだった映画『TRICK 2』よりもちゃんとしてるような気がしてるんだけど、どうかな。堤監督。まだ大丈夫っぽいっすよ。
 っていうか、これ、主演が上戸彩っていう目線でぜんぜん見てないな。俺。上戸彩ってのはこの人です。しらじらしく書く。
上戸彩/笑顔のままで
 で、今回のテーマは「劇団が売れるために、大手事務所に身売りするのはどうか」みたいな話で。
 冒頭の「売れるな」につながるんだけれども。
 裏番組は『どっちの料理ショー』。司会の一人がSETの三宅裕司です。なんかいろいろ考える。
 アミューズ。
 大手がなんかするっていうと思い出すのがアミューズ。
 そういえば、ミホミホマコトもアミューズ。まあ、いろいろ。
 ありがたい存在だろうな。アミューズ。
 とりあえず、このドラマ見て若者が人生を誤らないよう祈るばかりだ。

コメント

  1. おおすか より:

    >今回がたぶん2回目。
    たぶん初回から毎回出てますよ。
    確かにPAPI PAPIンとこは笑えましたね~!

  2. point より:

    あらら。そうでしたか。

    まあ、ケラさん以外にもひっかかるとこが多いので、カウントし忘れてたんでしょう。俺。

    で、やっぱり「PAPI PAPI」でウケる人がいたことに感動。

    こういうことのためだけにブログやってます。と改めて思いました。俺が。

タイトルとURLをコピーしました