ビョーク『サラウンド』(Surrounded)制作秘話

 秘話、って話ではないか。今月号の「サウンド & レコーディングマガジン」の特集記事。ビョークの5.1chサラウンドによるCDのDVD-Video化タイトルの話。このDVDボックス、本屋でサンレコ見るまで存在を知らなかったよ。

すべての音楽家のための専門誌Sound & Recording Magazine2006年9月号

 原題は「Surrounded」。でも日本だと『サラウンド』になってしまう。カタカナにするにしても『サラウンデッド』でよかったんじゃないか? そうでもないのか。とりあえず、ビョークのオリジナルCD『デビュー』から『メダラ』までと、サントラ『セルマ・ソングス~ミュージック・フロム・ダンサー・イン・ザ・ダーク 』『ミュージック・フロム“拘束のドローイング9”』を含む全7作品を5.1chでDVD化。DVD-Audioじゃなくって(もちろんSACDでもなくって)、DVD-Video。
サラウンド 映画を観るために、5.1chサラウンド再生環境を整えた人は多いと思うので、今回のフォーマットの選択はいたって当然というか、それ以外にはないだろうっていう感じ。DVD-AudioやSACDだと再生機が対応してないって場合が多いはず(アンプなんかも当然そう)。多くの人に聞いてもらうなら、もうこれしかないわけで、至極まっとうな選択だ。ビョークの一部のタイトルは5.1chのSACDでも出てるけど、やっぱり売れてないと思われる。
 というわけで、すぐにでもこのDVDボックスを買いたいのだけど、金がまったくない。Amazonも20%オフはもう終わってるっぽいし。楽天もそうか。とりあえず、現状10パーセントオフで13,500円くらい。
ビョーク/サラウンド〈Dual Disc 2000セット限定生産・7枚組〉
 月末までなんとかしのごう。がっくり。


 ところで。
 サンレコの内容だけれども。5.1chミックスを担当したポール“PDub”ウォルトン、マスタリング担当のティム・ヤングのインタビューを掲載。
 さらに、屋敷豪太に『デビュー』『ポスト』、ケンイシイに『ホモジェニック』、DJ KRUSHに『ヴェスパタイン』、鈴木慶一に『セルマソングス』『拘束のドローイング9』を聞かせて感想をインタビューという趣向。
ホワイトアウト(通常盤) ケンイシイが映画『ホワイトアウト』サントラ制作で5.1chサラウンドミックス作ったときの話なんかもあってそれなりに楽しめた。
 まあ、突っ込み足りない感じもあるかなあ。アーティスト写真で1ページとらなくってもいいのに、っていうところで。
スリーピング・マッドネス(限定盤) で、ケンイシイの『ホワイトアウト』主題歌が収録されてるのは『スリーピング・マッドネス』だっけ? このへんからつまんないと思い始めたんだっけか。ケンイシイ。

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