今書いてる最中でリロードしたらしく全部消えたので、最初から。やる気なくす。でも、書き直すよ。CDを聴きながらリアルタイムで。発売後しばらくして今頃聞いてるわけだけど。だって、CCCDなんだもん。CDプレイヤーが壊れないかどきどきしながら再生開始。レビューって言う? 普通。
●冨田ラボ『ENDLESS SUMMER NUDE』。「ENDLESS」がついてる時点でリミックスのリミックスなわけだが。元リミックスはCHOKKAKU。あんまりいうことはない。よくできてるけど、おもしろみはない。
●奥田民生『空にまいあがれ』。O.P. Kingのメンバーなので、想像できる範囲。無理しない感じがゆるくていいな。ライナーには「前に一度やったことがあったので。すぐできるかなと思ってこの曲にしました」というコメントが秀逸。ドラム、ベース、ギター、パーカッションを本人が演奏。そう考えるとすげー。キーボードは別の人。でもいいな。
●HALCALI『愛』。なぜかHALCALI。元曲もラップ。そりゃ、ラップで。バックトラックは当然、本人じゃないけど。けっこうおもしろい。どうおもしろいかを書けないのがだめなんだけど。KOHEI JAPAN from MELLOW YELLOWだ。バックトラック。元のサビコーラスにHALCALIのラップが乗るってのはなんか新鮮。ゆるいながらも今なんだろうな。しらんけど。
●スネオヘアー『空にまいあがれ』。スペースシャワーつながり&ソニーつながり。なのか? まあ、もともと近いものはあったと思ってたんだけど、作風。今回はレゲエ風。で、いいですか。ライナーには「歌い出せば、すぐものまねになってしまうんです。」とある。そのまんまものまねの方がおもしろかったのに。
●PUFFY『人間はもう終わりだ!』。なんか、自己再生産みたいな感じで無気力な歌を披露。すげーおもしろくないんだけど、その歌い方が呪いみたいに聞こえてくるのが持ち味だ。ちなみにPUFFYのほんとのデビューは真心のビデオクリップ。『アジアの純真』の前である。ライナーにもあるけど。
●東京スカパラダイスオーケストラ『STONE』。最近はキンちゃんのボーカルでおなじみだけど、今回はインストで勝負だ。真心とは競演も多いスカパラだけど。日比谷野音でのスカパラホーンズ+YUKIによるチューンは有名。あと、両者主役のイベントでタモリ倶楽部のテーマ(『We like shorts』だっけ?)とボガンボスの『ダイナマイトに火をつけろ』が思い出される。この2曲はイベントのプレゼントCDとして録音が残されてる。今回の音源はそれなりに力を抜いた感じで、真心との付かず離れず、だけど仲間意識、みたいなものを感じさせる。事務所いっしょだしな、たぶん。いまでも。で、逆に歌ものをインストでやるスカパラらしさを強烈に出した曲だといえるかもしれない。で、スカじゃないんだよ、これが。けっこう好き。
●Rossetta Garden『スタンダード3』。これ、真心の桜井の現在進行形のユニットによるカバー。ボーカルは女性。しかも、桜井作詞作曲の曲で勝負だ。そんなに自分が好きか? という話になるわけだが、これをやるしかなかった桜井の悲しさも感じられる。いっちゃわるいが。すみません。で、ボッサでくるのも安易か。でも、もともと桜井の志向的にはこういう帰結になるのかもなあ。職業コンポーザーを目指したいところもありつつ、な桜井の微妙な立ち位置を表してそうな。なんか、個人的にはっきりものがいえない楽曲。あっ、ベースが一郎くんだ。
●サンボマスター『拝啓、ジョン・レノン』。いま大注目、ですか。サンボマスター。ロックミュージシャンとしては、向井や峯田を超えたひどいルックスのボーカルを擁するバンドだ。それでも人気だからすげーや。日本のロック史上最高だろう。で、レゲエ調で始まるんだけれども、サビからすげーことになっておる。こりゃ人気も出るわ。そういえばMステ出演時もすごかったな。おもしろかった。っていう感想でいいですか。これ聴くとスネオがかなりかすむかもなあ。力入りすぎ。感情入りすぎ。そういえば、YO-KING新曲『審美銃』にも参加してるな。夏フェスでも競演してたと聞いた。相当好きなんだろうな。それが直接出てる。これはこれで。『拝啓、真心ブラザーズ』だな。中身は。ライナーにもあるけど。さらに自作のポエトリーリーディング(?)込みだ。やりすぎだ。ダブの技術はレベル低い。そこが残念。真心の曲タイトルを織り込むのは、元曲でジョン・レノン曲タイトルを織り込んだのを意識してのことなんだが、それはそれで。
●YUKI『BABY BABY BABY』。YO-KINGの現在の相方。それ前にも言ったじゃん。「軽やか」のひとこと。キューピーマヨネーズCMのHIROMIXバージョンよりもぜんぜんいいな、同じ女性ボーカルでも。CM当時、ほんとはこの曲ですげー売れるはずだったとメーカーは思ってたんだと想像したんだけど。タイミングがまずかったのかなあ。真心でリリース前のライブではすげー盛り上がる曲の代表だったんだけど。リリース前の曲をがんがんやるのが真心のよさであり、リリース前にそれが定番化するってのもほかにはない経験だったなあ。YUKIのそれはすごく軽やかで力が抜けてて、すばらしい。アイゴン(FOEほか)と高桑圭(GREAT 3)によるHONESTYのプロデュース、アレンジだ。
●忌野清志郎『すばらしきこの世界』。本作発売前にいちばん期待してたのがこれ。以前にも書いたけど。歌詞はそのままで、メロディもなにもかもぜんぜん違う。カバーじゃないだろ。これ。さすが、日本のカバーの歴史を作った男のやることは違う(当然、RCサクセションの『COVERS』の話ね)。当然、曲を作り変える最近のリミックスの意味とも違う。で、クレジット。ドラム、ベース、エレキギター、エレピ、アルトサックス、オルガン、パーカッション、すべて本人だ。民生以上にすげー。プロデュース、アレンジ、レコーディングもだ。自分でスタジオをかまえた人はすげーなあ。それも自前で。ほんでもって、ミックスはZAKだ。原曲のいちばんもりあがるところ(俺が毎回ライブで泣くところ)はわりと原曲に近い。それもよかった。これのためだけに買ってください。というアルバムだ。CCCDだけど。オファーした人もすごいや、とほめておく(CCCDを容認したやつだろうけど。うそ。妄想)。でもって、これの原曲はシングル『自転車に乗って』(まだ縦長のパッケージだ)のカップリング。オリジナルアルバムには入ってなくてシングルコレクションにしか入ってないのだな。後期真心誕生のきっかけになった曲なはずなんだけど。まあ、そんなことも真心らしいや。
●MB’s『新しい夜明け』。一番真心がすげーライブをやってたころのメンバーによる再演。本人たちも参加。セルフカバーだな。ドラムは須貝直人、ベースは上野一郎(ウルフルズのバックで紅白出演!)、オルガン小川文明、コーラスうつみようこ、それにプラスホーン隊はマウンテンホーンズ(多分)のトランペット上石統、アルトサックス首藤晃志、テナーサックス宇田川寅蔵。でもなんだかあのときの熱い感じがないんだよなあ。まあ、ライブと比べちゃあれか。CD(オリジナルを収録した『GREAT ADVENTURE』)よりはだいぶいいんだけど。で、これはいつ録音したんだろ? とりあえず、うつみ参加で満足だ。それも前に触れたな。これならいまでもやれるんじゃないか? 2年に一回でいいからお願いします。結局それだ。
●ライナーの最後の解説らしき文章は、いとうせいこう。スペースシャワーの『ヒマラヤ』(だっけ?)つながり。あんまり面白い文章ではない。残念ながら。いとうさんは桜井との往復書簡風Webコンテンツ『桜井秀俊の続・あんた最高だ!』でも活躍。でも、って。
まあ、初めて聴いた状態でなるべく鮮度を落とさないうちに(自分のなかで)てきとーに書いてみました。思い直したら、続きを個々に書いていくと思われます。で、amazonにはジャケット写真がないのはなぜだろう?
真心COVERS (CCCD) オムニバス |
で、このアルバムは真心ファンはけっこう買うと思うんだけど、PILLOWSのトリビュートアルバムとどっちが売れるんだろう? オリジナルの知名度は真心の方が当然上なんだろうけど、参加メンバーを見るとPILLOWSの方に分があると思われるんだよなあ。BUMPにミスチルだからねえ。どうなんだろ? もう結果は出てる? まあ、売れる売れないに興味はあんまりないんだけど。それから、今回のエントリーはちょっと前に出た最新アルバムと、昔の話がごっちゃになってるので読みにくいかもしれないけど、書いてる俺の頭の中もごっちゃになってるので当然だ。久々に長いな。こんな書き方してちゃ当然だ。
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