宇田道信さんによるウダーという楽器がタモリ倶楽部に出る! そんなツイートが流れてきたのは今週の最初くらいだったか。ついにその時が来たか!という感じがした。
「ウダー」を知ったのは確か2008年に行われたシンセサイザーフェスタだ。イベントのステージで、30年くらい前のおもちゃテンビリオンみたいなものを両手でひねったりおさえたりして音を出していた。その音は手回しオルガンのようでもあった。どんな楽器かまったく想像がつかなかったのだけど、数年後にどっかの記事で実はローランドのMIDI音源で音を出していること、チューブのようなものを筒状のもの巻きつけてあり、センサーで押されている部分を検出していること、などを知った(最近はこれで見た)。あの本体だけで音が出てるんじゃないのかあ、と残念に思ったことを覚えている。
そして、2011年。楽器フェアでまたウダーを見ることになった。それは学研のブースでのこと。なんでも学研が「大人の科学」シリーズから出るということだった(発売時期はまったくの未定とのことだった)。それで、宇田さん本人がブースでデモ演奏をしていたのだった。
また、ガラスケースにはウダーが何モデルか置いてあった。そのうちのひとつ学研からリリースされるものの試作機だ、みたいなことを言っていたと思う(写真入り記事がここにあった)。
ちょうど取材に来ていると思われる人たちに宇田さんが説明をしていたのを横で聞いていた。一般の来場者もしれに耳を傾ける。ひととおち取材陣がはけたあと、まわりの女子大生らしき二人が写真を撮っていいかと宇田さんだかスタッフだかに聞く。いいと言っているので、調子に乗って僕も!と言ってついでに撮影させてもらったり。
両手をひねることで、半音感覚で並んだ鍵盤代わりのチューブがどこでも弾けるというもの(説明がむずかしい)。外側の先端に白いゴムがついた針金のような部分はわりとカンタンに曲がる。それで手にフィットする感じ、に見えた。面倒なので説明画像を張っておく(クリックで拡大)。
ちなみに宇田さんはエンジニアなんだそうだ。
電子楽器「ウダー」開発者、宇田道信氏インタビュー | 働き方を考える | エンジニアLive | 極上のエンジニア人生を応援するWebマガジン
その手の人がいっぱい出てくるタモリ倶楽部。どういう方向でせめて来るのか、今から楽しみだ。
あっ、公式サイトここです。
電子楽器「ウダー」公式ページ
(追記)
見ました。ちょっとつっこみ足りないというか、ほんのとっかかりっていう感じでしたね。まあ、限られた時間だとあそこまででせいいっぱいというのはわかるんですが。思いのほか1人めのが時間かかりすぎというか。全体的にはおもしろかったですけど。
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