iOSでPure Dataが動くMobMuPlatというアプリの存在を知る。Pure DataはMAX/MSPと同じルーツを持つそうだ。ということで、今回はeVY1シールドのコントロールのためにMobMuPlatに挑戦した話だ。
WikipediaのPure Dataのページにはこうある。
Pure Data(Pd)は1990年代にミラー・パケット(Miller Puckette) が開発したデスクトップミュージックとマルチメディア作成用のビジュアルプログラミング言語である。
eVY1シールドをiOSからコントロールするのにMIDI Desginerを使ってきたのだけど、もっといろいろやりたいと調べていたらたどりついた。MAX/MSPは知っていたのだけど、Pure Dataは名前を聞いたことがある程度。似たようなことはできるらしい。Reaktorでやれるかな? と思って調べたけどSysExは扱えないということを知り、そこから先にPure Dataがあったのだった。
で、そのPure Dataで作ったパッチをiOSで動かせるのがMobMuPlat。開発自体はPCで行う。フロントエンドとなるGUIをエディターで作る。画面上のボタンやスライダーでPure Dataの機能をトリガーする。雑に言うとそんな感じらしい。Pure Dataのプログラミングから勉強することになる。これがなかなかむずかしい。いや、グラフィックな感じなのでカンタンに思えるところもあるのだけど、それが面倒に感じる部分もあったりとか。
それでも触れば触るほどおもしろい。どっちも。ちゃんと動けば今考えてることは完全にできそうだ。
で、まずはテストということで、eVY1シールドのLEDをチカチカするプログラムを作ってみる。とりあえず、PC上のエディターでテスト。問題なく動く。
しかし、これをiOSデバイス(今回はiPad)に持って行くと、これが思ったとおりに動いてくれないんである。
Can’t MobMuPlat send SysEx ? / eVY1 Shield and Pure Data test
どうやらSysEx自体が送れない模様。ノートやCCが送れていることは送信されるデータをモニタリングしてわかった。しかし、SysExだけがだめ。むー。
で、上記動画をアップロードしたら、コメントがついてた。MobMuPlatに興味がある人がいるんだなあ、と思ってたらそんな話じゃなかった。
とりあえず、それに返事を返す。なんらかの情報がもたらされることを期待しつつ。それが2日前。
それとは別に、開発元にもメールを出す。質問やバグがあればメールしろ、と書いてあったからだ。それが1日前。
その後もいろいろ調べる。で、ふともう一度、動画のコメントを書いた人のYouTubeページを見る。なんか名前に見覚えがある。
と、思ってさらに調べたら、どうやらMobMuPlatの開発者本人だった模様。
コメントもらっておいて、それとは別にメールを出してしまったわけだ。同じ人に。
ということで、その後、コメントもメールもまだ来ていない。どうなることだろう? なんらかの進展があることに期待。
この一連の流れとは別に、他の手段も模索しているのだけど、Pure Data自体にの問題にも遭遇。これについてはもう少し調べてから書く。
あと、MobMuPlatについては以下あたりを。
- 自分の楽器アプリを設計できるiOSアプリ「MobMuPlat」がすごすぎる:CloseBox and OpenPod:ITmedia オルタナティブ・ブログ
- iPhoneでPdを使う (1) – MobMuPlatのデモで遊ぶ | Pure Data Japan
Iglesia Intermedia
ジャンル: ミュージック – ユーティリティ
リリース日: 2013-02-09
価格: 0円
posted with sticky on 2013.12.3
(追記)
12月4日。開発元よりメールで返信あり。YouTubeへの投稿にもコメントが(もちろん同じ人)。これについては次のエントリで書きます。
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