「プライベート・ビエラ」をテレビにつなぐ & きになったこと (レポその5)

Viera_remote00 「プライベート・ビエラ UN-10T5」のお試しもまもなく期間終了。今回はテレビにつないで使ってみます。初回レポでチューナー部の背面の写真を掲載しましたが、そこにはHDMI端子があり、別売りのHDMIケーブルでテレビに接続が可能となっています。
 で、これをつなぐと、プライベート・ビエラで録画した番組や、リアルタイムの放送をテレビの大画面で見られるようになります。家庭のテレビにはすでに別のDVD/ブルーレイレコーダーがつながっているという人も多いかもしれませんが、それの代わりとしても十分使える感じになっています(外部メディアに書き出しはできませんが)。
 とはいえ、プライベート・ビエラにはリモコンが付属していません。どうやって操作するかというと、モニター部がそのままリモコンになるのです。
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 これがその画面。モニターいっぱいにリモコンが表示されるのは、慣れないとけっこうな違和感がありますが、視力がちょっと落ちてきたという人にもやさしい巨大サイズのボタンを喜ぶ人もいるかもしれません。
 HDMIによる接続では、録画番組を大画面で見られるだけでなく、別のメリットもあります。それは録画予約の時です。


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 こちらが、通常の使用。モニター部で番組表を表示した状態。1チャンネルずつしか表示ができず、これを表示している間は放送番組を小窓で見ることもできず、音も出ません。これ、最初はちょっと面食らいました。
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 一方、HDMI接続でテレビにつないで予約画面を表示してみると、そこにはまったく違う画面が。9チャンネル分も一覧できてしまいます。その情報量は圧倒的。さらに右上には放送中番組も小さく表示されています。ウチにあるブルーレイレコーダーDIGA DMR-BZT710とほぼ同じです。
 プライベート・ビエラの番組表が1チャンネル分しか表示しないのは、プライベート・ビエラのモニター部の解像度が低いからなのか、それとも小さい画面にあまり押しこむと見づらいと感じる人がいると判断されたのか。まあ、慣れるとこれはこれで。暇なときに「なんかやってないかな?」と番組表を見るのではなく、「今日はあれを録画しよう」と決まっている場合なら、問題はない感じです。テレビ雑誌あるし、っていう人もこれでいいかもしれません。

その他、きになったこと

 ということで、テレビ接続の話は終わり。今回はこれまで書ききれてなかったこともいくつか。
 まず、気になったのはマニュアル。ほぼマニュアルを見ずに楽しむことができたのはこれまで書いてきたとおり。そうは言っても触り始めの時には、わからないことがあり、紙のマニュアルをチェックすることがありました。見ると、本体内のマニュアルを見ろと書いてあります。「電子マニュアル内蔵かあ、エコだなあ」とちょっと感心したのですが、その電子マニュアルがどこにあるかわからない。本体のメニューをいろいろ探しても出てこない。意外にも「設定」のところにありました。うーん。紙のマニュアルで、「電子マニュアル見ろ」と書いてあるところに「メニューの○○-○○にあります」と一言書いてあればいいのに、と思ったのがひとつ。
 さらに、マニュアルから放送視聴に戻った時の挙動が気に食わない。電子マニュアルでは、リンクのないところをタップすると「テレビに戻る」ボタンが右下に出ます。
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 これで視聴に戻って、またなんらかの操作方法を確認したいと思って、電子マニュアルを開くと、そこは扉ページになっています。なぜ、さっきまで見ていたページを開くことができないのか? 実際の操作をしながら、マニュアルを参照できないのはひどく面倒です。こういうのは、iOSのアプリにもよくあること。開発者はマニュアル見ないからこういう作りにしちゃんだろうなあ、と残念に思います。
 続いてメモ。レポの2回めで、ブルーレイレコーダーDIGAに録画した番組をプライベート・ビエラのモニター部で快適に見ることができたと書いたのですが、その逆について。HDMIケーブルが足りず、DIGAとプライベート・ビエラをつなぎ替えて使っていたのですが、そういえば、DIGAで他の機器の映像が見られるのだよな、と思い出し、お部屋ジャンプリンクを初めて試すことに。使っているのは前述のDMR-BZT710。残念ながら番組選択も再生コントロールも快適とはいいがたい感じ。いったん再生を始めてなんの操作もせずに最後まで見るならいいのですが。これはウチのDIGAが古いからですかねえ。
 プライベート・ビエラのチューナーの起動にかかる時間もちょっと気になりました。画面が出るまで10秒以上はかかります(ルータ経由での接続、直接接続だともう少し短縮される感じ)。チャンネル切り替えは4秒程度。これはまあ我慢できる範囲。まあ、これもすぐに慣れました。
 以上、最後は気になったことというよりも、気に入らなかったところの話になってしまいました。これまでのレポでは気に入ったところを中心に書いてきたので、残ったのはそういう話ばかりだっというのもあります。ぜひ、ほかのレポも見ていただけると、製品のよさがわかるかと思います。
 また、今回のモニター期間のちょっと前からウチのレコーダーの容量が厳しくなっていたので、とても助かりました。容量が大きいってすばらしい。
 とりあえず、先立つものがないので、自分で購入することは現時点でできないのですが、この夏の帰省時に実家の親にすすめて見ようと思っています。寝室用に使っていたアナログテレビがデジタル化で使えなくなって数年。さらにレコーダーも数年前に壊れたまま。寝室用テレビとレコーダー、2つの機能が1つの製品で手に入るわけですし。操作もむずかしいところはないので、年配の人にも安心かと思われます。
 というわけで、パナソニックよりお借りしているプライベート・ビエラのモニターレポートその5でした。

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