次号『怪』は9月発売予定です。

 いやあ、待たされました。が、公式サイトに情報が載ってました。いまさら気づいたわけですが。
 京極夏彦の連載があるのですが、前号はお休み。『後巷説百物語』ですね。賞をとったタイミングで連載お休みってのは『怪』的にもミステイクだった気がしましたが。とりあえず、決まってよかったです。
 で、上記サイト、「妖怪大戦争」の制作発表の写真が載ってますね。発表当時はほかに先越された気がしたんで、スルーしたんですが。
 で、写真左端に栗山千明さん、次が宮迫です。宮迫は『姑獲鳥の夏(うぶめのなつ)』にも出るわけで(このblogではここで触れている)。京極夏彦映画といえば、宮迫、みたいになるんだろうか。

「怪」プロデュースチームの原案をもとに、気鋭の映画監督・三池崇史氏が撮影中だ。主役の少年ダタシ役は天才子役。神木龍之介君、怪編集部員役・佐田を「雨上がり決死隊」の宮迫博之さん、タダシのお爺さん役は菅原文太さんが演じる。
 さらに、妖怪役として油すまし役に竹中直人さん、ぬらりひょんは忌野清志郎さん、猩々役に近藤正臣さんと超豪華キャスト。出演妖怪は100以上ともいわれている。 公開は2005年8月。

 清志郎、妖怪かよ。それは知らなかった。笑った。あと、『怪』的には栗山無視なのか。
 えー、書いてなかったので一応触れておきますが。『怪』のプロデュースチームのメンバーは京極夏彦、宮部みゆき、荒俣宏、さらに水木しげるってことになってます(あれ、ほかにもいたっけ?)。制作発表が最初に載ったのは去年の夏ごろの号だったか。やっと、キャストも決まって撮影が開始されてるってことのようで。
 映画の「詳細は次号で」となってます。ほんとに9月に出るんだろうな!! 
 季刊といってたのが、不定期刊になってはや幾年。『怪』。楽しみにしてますよ。発売日がはっきり書いてないのがまた怖いとこなんだけど。9月末かなあ、うまくいって。
 そういえば、昨年の夏は京極の『陰摩羅鬼の瑕』(おんもらきのきず)が出て盛り上がってたわけですが、同時期に出た『怪』連載の『後巷説百物語』が『陰摩羅鬼の瑕』につながる話で、しかも『狂骨の夢』ともつながってたってことがわかって、すげー興奮したわけなんです。京極堂と巷説が同じ世界にいるんで。まあ、いってみれば、『嗤う伊右衛門』(わらういえもん)もつながってるわけだけれども。

京極夏彦 怪 DVD-BOX

 ちなみに『巷説百物語』はWOWOWで映像化されててDVDも発売中。これは全部見た。原作よりも先に映像化されてた作品もあって、見比べてみるのもおもしろい。で、さらにこれ、スカパーでアニメ化もされてたんだけどこっちはひどかった。まったく違う作品になってる。2回で見るのやめました。同じタイトルで出されるのはファンとしては遺憾である。アニメマニア用だな。言い方は悪いが。原作ファンでアニメマニアの人ならこの作品嫌いだと思う。想像だけど。
 それから。大極宮には『妖怪大戦争』と『姑獲鳥の夏』の撮影所を京極が訪ねたときの写真などが本人のレポートとともに。三輪姉妹がそれぞれに出ているそうで。知らなかったなり。けっこう撮影の状況がわかっておもしろい。
 『後巷説百物語』の続きは、『前巷説百物語』だそうだ。へー。また登場人物がリセットされるのか。

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